平家物語 卷第九を語る(2018年11月20~22日、江島杉山神社(墨田区千歳1-8-2))
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http://mamedlit.hatenablog.com/entry/2018/08/08/131102
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平家物語 卷第九を語る 11月20~22日 会場:江島杉山神社(墨田区千歳1-8-2)
出演:橋本敏江門下 鈴木孝庸 入場料:各回¥500
演目:
20日(火)①18:15 小朝拝・生食・宇治川
21日(水)②10:00 河原合戦・木曾最期・樋口被斬
③13:30 六箇度合戦・三草勢揃・三草合戦・老馬
22日(木)④10:00 一二駈・二度駈・坂落
⑤13:30 盛俊最期・忠度最期・重衡生擒・敦盛最期・浜軍・落足
⑥18:30 小宰相
問い合わせ先:070-6980-7123 一ツ目弁天会
参考
http://mamedlit.hatenablog.com/entry/2018/08/08/131102
【平家物語の語りを肉声で聞くことが難しくなりつつあります。師匠からの口移しで伝承してきた名古屋の検校は、200句ある中の8句しか語れず、現在ただ1人の検校も、東京の公演には滅多においでにならなくなりました。
いま平家語りを、自分の声で継いでいこうとしている方々は、荻野検校(本ブログ7月9日付参照)が校訂した譜本『平家正節』による伝承ですが、津軽藩の武士たちのたしなみとして継承されてきた津軽系と、名古屋の検校の流れを引く名古屋系とに分かれます。前者は館山甲午さんから橋本敏江さんへ、そして国文学者でもある鈴木孝庸さんへと伝承されて、200句語ることができます(語り手はほかにもいます)。後者は、名古屋の検校の指導を受けたことのある、日本音楽の専門家薦田治子さんと地唄演奏家菊央雄司さんが、若手箏曲家たちと共に伝承と復元に努めてきたグループです(近世以降の検校は箏曲も演奏した)。
この秋、両方の公演があるので、未だ平家語りを聞いたことのない方は、聞き比べできる好機です。殊に「敦盛最期」や「宇治川」は両方で語られるようですし、巻九は高校の教科書などによく採られる句が多い巻です。】