水口幹記編『東アジア的世界分析の方法 〈術数文化〉の可能性』(文学通信)

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2024年2月下旬刊行予定です。

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水口幹記編『東アジア的世界分析の方法 〈術数文化〉の可能性』(文学通信)
ISBN978-4-86766-029-4 C0020
A5判・並製・528頁
定価:本体3,500円(税別)

古代中国に登場し、時にそれは「数術」とも称され、以降中国において思想的にも政治的にも重要な役割を果たすこととなる学問分野のひとつ「術数」。
本書では、その術数をめぐりさまざまな観点が提示されているなか、幅広い文化的現象を統合する用語として〈術数文化〉というキータームを設定する。
東アジア地域文化の共通性や独自性、そしてそれらの複雑な絡み合いを読み解くタームとして〈術数文化〉を使用することにより、多面的な文化の読み解きが可能になるのではないか。

術数の多側面的・多分野的・多地域的な広がりに関心の重点を置き、ディシプリンの分岐や一国史観・一地域史観の壁を超えて、東アジアの歴史上に現れた術数の姿を捉える、総勢27名による野心的な論文集。

執筆者は、水口拓寿/清水浩子/田中良明/髙橋あやの/鄭淳一/山口えり/山下克明/マティアス・ハイエク/佐々木聡/洲脇武志/佐野誠子/山崎藍/深澤瞳/宇野瑞木/松浦史子/小塩慶/ファム・レ・フイ/名和敏光/三浦雄城/椛島雅弘/小倉聖/王祥偉/游自勇/朴杰淳/押川信久/裴伯釣。

【本書は実に多彩な執筆者陣による実に豊潤な内容となっている。もちろん、本書によって〈術数文化〉がすべてわかるわけではない。〈術数文化〉研究は、ようやくスタートを切ったばかりの「若い」研究である。読者諸氏においては、まずは本書により〈術数文化〉という世界があること、そして、それが非常に魅力的な世界であることを感じていただければ幸いである。】......「序」より

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【編者紹介】

水口幹記(みずぐち もとき)

立命館大学文学部日本史研究学域教授。研究分野は日本古代史・東アジア文化史。
主要著書に、『日本古代漢籍受容の史的研究』(汲古書院、2005年)、『古代日本と中国文化─受容と選択』(塙書房、2014年)、『前近代東アジアにおける〈術数文化〉』(編著、勉誠出版、2020年)、『人物叢書 成尋』(吉川弘文館、2023年)などがある。

【執筆者】

水口拓寿/清水浩子/田中良明/髙橋あやの/鄭淳一/山口えり/山下克明/マティアス・ハイエク/佐々木聡/洲脇武志/佐野誠子/山崎藍/深澤瞳/宇野瑞木/松浦史子/小塩慶/ファム・レ・フイ/名和敏光/三浦雄城/椛島雅弘/小倉聖/王祥偉/游自勇/朴杰淳/押川信久/裴伯釣

【目次】

序 『東アジア的世界分析の方法--〈術数文化〉の可能性』の意義[水口幹記]
一 〈術数文化〉の可能性と本書刊行の意義/二 本書内容の紹介

第一部 〈術数文化〉の世界--その成立と展開

1 「術数」概念をめぐる省察[水口拓寿]
はじめに--〈術数文化〉研究のために/一 エミックな「術数」概念とその有効性/二 エミックな概念設定の限界/三 エティックな「術数」概念とその有効性/四 エティックな概念設定の陥穽/おわりに--再び〈術数文化〉研究のために

2 陰陽五行説と数[清水浩子]
はじめに/一 筮竹の数と大衍の数/二 五行と天地の数/三 陰陽五行説と「生数と成数」/おわりに

3 中国の天文学--太陽の運行と蝕への理解を中心に[田中良明]
はじめに/一 蓋天説/二 中国の暦法/三 『春秋』日蝕への認識/四 暦法の日蝕理解/おわりに

4 世宗期の天文暦算学における中国知識の受容[高橋あやの]
はじめに/一 世宗期の天文学と李純之/二 『諸家暦象集』/三 『天文類鈔』/四 朝鮮王朝の官吏登用試験/五 朝鮮天文学の知識の源泉

5 新羅・渤海の使者往来と日本の暦法受容[鄭淳一]
はじめに/一 古代日本における暦法行用の軌跡/二 羽栗翼と宝亀年間の遣唐使/三 新羅使の来航と五紀暦の移入/四 渤海の天文暦法知識と宣明暦の伝来/おわりに
 
コラム●日本古代の災害認識と「理運」--〈術数文化〉は古代を生きた人々にどのような影響を与えたか[山口えり]
はじめに/一 三つの災因とその受容/二 「理運」とは/三 災因の特定方法の変化/おわりに

6 中世陰陽道と『簠簋内伝金烏玉兎集』--その古態本の検討[山下克明]
はじめに/一 諸本とその概要/二 古態とその整理/結びにかえて--中世仏教の「陰陽道」「暦道」観

コラム●十七世紀の出版文化における「易占」と「易書」[マティアス・ハイエク]
はじめに/一 中世後期の易学と十七世紀の易書出版/二 易占書の場合/三 易学と易占を繋ぐ本/おわりに

7 ベトナムにおける天文五行占書の受容と流布について[佐々木聡]
はじめに/一 中国古代以来の天文五行占書について/二 ベトナムにおける天文五行占の受容/おわりに--越南天文五行占書の特徴とそこから見えてくるもの

8 『漢書』天文志の注釈と後漢末の学術[洲脇武志]
はじめに/一 『漢書』天文志の注釈者/二 宋均について/三 後漢末の学術--特に荊州学について/おわりにかえて

9 中国仏教における呪術の立場--中国仏教雑密簡史[佐野誠子]
はじめに--仏教における呪術/一 呪術の伝来とその展開/二 隋から初唐における呪術の受容と拒絶/おわりに--純密の早期衰退と、西域異僧表象の残留

10 中国文学と〈術数文化〉との関わり--祥瑞類書『稽瑞』と顔之推「稽聖賦」を通して[山崎藍]
はじめに/一 「稽聖賦」と祥瑞類書『稽瑞』との関係/二 「稽聖賦」本文について/おわりに--中国文学と〈術数文化〉との関連

11 治病の言説と信仰と呪術[深澤瞳]
はじめに/一 藤原行成の神秘体験/二 治病に繋がる発想/おわりに

コラム●東アジアの輪廻転生譚と〈シルシ〉--ベトナム漢文説話を中心に[宇野瑞木]
一 中国における「輪廻」観の転回/二 「輪廻」のコントロールとその目的の世俗性--復讐、報恩、恋愛成就など/三 天人相関的「瑞祥」から輪廻転生的〈シルシ〉へ/四 見えない因果の次元を可視化する装置--ベトナムにおける高僧の法力と〈シルシ〉の転生譚/五 まとめ

12 五--六世紀の高句麗壁画墓にみる三足烏について--日出づる処の神鳥[松浦史子]
はじめに/一 漢画像石にみる三足烏--日中の陽鳥と西王母仙境の眷属/二 魏晋南北朝の「三足烏」--漢文化の継承と非漢文化の融合/三 五--六世紀高句麗墓の「東方の日象・三足烏」--日出づる処の神鳥/結びにかえて

13 日本の祥瑞の流れ[小塩慶]
はじめに/一 日本の祥瑞と中国の祥瑞/二 祥瑞思想はどこからきたか/三 祥瑞の最盛期--八世紀の祥瑞/四 祥瑞の「中国化」--九世紀の祥瑞/五 祥瑞の衰退--十世紀以降の祥瑞/おわりに

14 東アジアにおける祥瑞文化と仏教--ベトナム李朝期の事例を中心に[ファム・レ・フイ]
はじめに/一 ベトナムの祥瑞文化の起点としての仏教事業--隋文帝による「仁寿舎利塔事業」/二 祥瑞文化の発信地としての寺院/三 僧侶による祥瑞の判断/四 僧侶のリテラシーと祥瑞文化/おわりに

15 占術理論の伝世文献・中国出土資料を用いた遡及的考察[名和敏光]
はじめに/一 陰陽大会/二 陰陽小会/三 行很、了戻、孤辰/四 孤虚/おわりに

第二部 〈術数文化〉研究の最前線

16 董仲舒の符瑞思想--その特徴と継承[三浦雄城]
はじめに/一 董仲舒の符瑞思想と「誠」/二 「信」と「誠」の符瑞思想/三 「瑞」と符瑞思想/四 儒教浸透の一経路/おわりに

17 中国兵学における五星占の理について[椛島雅弘]
はじめに/一 五星の基本的認識について/二 五星占の種類と軍事との関わり/三 五星占に見える理--太白占・辰星占を中心として/おわりに

18 古代中国占術理論の検証--馬王堆漢墓帛書と銀雀山漢墓竹簡の風占の比較[小倉聖]
はじめに/一 帛書に見える刑徳小遊と占辞/二 銀雀山漢簡に見える八風占と帛書に見える風占との比較/おわりに

19 稀有な「狐鳴占」に関する文献とそれに関連した問題[王祥偉/訳・小倉聖]
一 羽44の「狐鳴占」録文紹介/二 「狐鳴占」及びその文献の発生と伝播

20 敦煌写本「百怪図」補考[游自勇/訳・小倉聖]
一 敦煌本「百怪図」の構成/二 「百怪図」内容蠡測/三 結論/附録、敦煌本「百怪図」録文

21 敦煌写本「百怪図」続綴[游自勇/訳・水口幹記]

22 『高麗史』天文志小考[朴杰淳/訳・押川信久]
一 序言/二 天文志の構成上の問題/三 天文志に反映された史観/四 日食記録の検討/五 結語

23 中代時期の越南儒家の筮法の実行と易理の体験について--阮文理を例として[裴伯釣/訳・小倉聖]
引言/一 越南儒家阮文理(一七九五--一八六八)の筮法実践/二 阮文理の儒家の角度からの易理の体験/結語

第三部 東アジアにおける天文占知識の形成と伝播

天文占文献二十三種解題[田中良明/水口幹記/佐々木聡/高橋あやの]

はじめに/解題目次/凡例/1『史記』天官書/2『漢書』天文志・五行志/3 若杉家文書『石氏簿讃』/4『宋書』天文志・五行志/5『南斉書』天文志/6「歩天歌」/7『乙巳占』/8『晋書』天文志/9『隋書』天文志/10『天文要録』/11『天地瑞祥志』/12『開元占経』/13『礼緯含文嘉』/14『乾象新書』/15『乾象通鑑』/16『霊台秘苑』/17『観象玩占』/18『天元玉暦祥異賦』/19『天文図象玩占』/20『管窺輯要』/21『家秘要録』『天変地妖記』/22 若杉家文書『雑卦法』/23 皆川家旧蔵資料

執筆者プロフィール
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執筆者プロフィール
[五十音順]①現職、②研究分野、③主要業績


宇野瑞木(うのみずき)
①専修大学文学部日本文学文化学科講師
②東アジア説話文学(特に孝子説話)、表象文化論
③『孝の風景――説話表象文化論序説』(勉誠出版、二〇一六年)、
『和漢のコードと自然表象―十六、七世紀の日本を中心に』(共編著、勉誠出版、アジア遊学二四六、二〇二〇年三月)、「『嶺南摭怪』にみる北ベトナム山岳信仰と中華世界――「傘円山伝」の語りを中心に」(『説話文学研究』五七号、二〇二二年三月)

王祥偉(おうしょうい)
①西北師範大学歴史文化学院教授
②敦煌学、経済史
③『敦煌五兆卜法文献校録研究』(民族出版社、二〇一一年)、『吐蕃至帰義軍時期敦煌仏教経済研究』(中華書局、二〇一五年)

小倉聖(おぐらせい) 
①大東文化大学非常勤講師 
②刑徳等を中心とした術数理論 
③「馬王堆漢墓帛書『刑徳』篇の刑徳小遊と上朔」(工藤元男先生退休記念論集編集委員会『中国古代の法・政・俗』二〇一九年)、「馬王堆漢墓帛書に見える刑德小遊と三合説」(『中国出土資料研究』第二三号、二〇一九年七月)、「帛書『刑徳』乙篇の「刑徳小遊」(武田時昌・麥文彪編『天と地の科学―東と西の出会い―』京都大学人文科学研究所、二〇一九年[後に二〇二一年に再版された本書に再掲])

小塩慶(おしおけい) 
①東京大学史料編纂所助教 
②日本古代史 
③「平安中後期の祥瑞」(『日本史研究』七二八号、二〇二三年)、「九世紀前半における医療の転換―『続日本後紀』嘉祥三年三月癸卯条再考―」(『日本歴史』第八六一号、二〇二〇年)

押川信久(おしかわのぶひさ) 
①九州大学文学部非常勤講師
②朝鮮中世・近世史
③『朝鮮前期の国家と仏教――僧尼管理の変遷を中心に』(九州大学出版会、二〇二二年)、「仏画の銘文よりみた朝鮮初期の仏教政策の一面――知恩寺所蔵『阿弥陀浄土変相図』銘文の分析を中心に」(『年報朝鮮学』第二四号、二〇二一年)、「倭乱における義兵僧の処遇」(『年報朝鮮学』第二〇号、二〇一七年)

椛島雅弘(かばしままさひろ) 
①和歌山工業高等専門学校助教 
②中国兵学思想史 
③「銀雀山漢墓竹簡『天地八風五行客主五音之居』における八風理論とその変遷―客主観を中心として」(『中国出土資料研究』第二二号、二〇一八年)、「兵陰陽の定義とその行方」(『東方宗教』第一四〇号、二〇二二年)

佐々木聡(ささきさとし) 
①金沢学院大学准教授
②宗教文化史、中国社会史
③「中国歴代王朝における天文五行占書の編纂と禁書政策」(水口拓寿編『術数学研究の課題と方法』汲古書院、二〇二二年)、「通俗信仰と怪異:前近代中国の基層社会における災異受容史」(東アジア恠異学会編『怪異学講義』勉誠出版、二〇二一年)、「異と常:漢魏六朝における祥瑞災異と博物学」(東アジア恠異学会編『怪異学の地平』臨川書店、二〇一八年)

佐野誠子(さのせいこ)
①名古屋大学大学院准教授
②中国古典文学・志怪
③「《天地瑞祥志》編纂研究:以與其他類書的關係考察爲中心」(『名古屋大学人文学研究論集』六、二〇二三年)、『怪を志す―六朝志怪の誕生と展開』(名古屋大学出版会、二〇二〇年)

清水浩子(しみずひろこ)
①公益財団法人 斯文会講師
②中国思想・文化
③「陰陽五行説の構造的把握」(武田時昌編『術数学の射程―東アジア世界の「知」の伝統―東アジア世界の「知」の伝統』(京都大学人文科学研究所、二〇一四)、「「風水」の背景」(名和敏光編『東アジア思想・文化の基層構造』汲古書院、二〇一六年)『五行大義 下』(共著、明治書院、一九九八年)

鄭淳一(じょんすにる)
①高麗大学歴史教育科副教授
②日本古代史、東アジア海域史
③『九世紀の来航新羅人と日本列島』(勉誠出版、二〇一五年)、「「新羅海賊」と神・仏への祈り」(『前近代東アジアにおける〈術数文化〉』勉誠出版、二〇二〇年)、『古代日本対外交流史事典』(共著、八木書店、二〇二一年)

洲脇武志(すわきたけし)
①愛知県立大学准教授
②中国中世の学術
③『漢書注釈書研究』(遊学社、二〇一七年)、『中国史書入門 現代語訳 隋書』(勉誠出版、二〇一七年)

高橋あやの(たかはしあやの)
①大東文化大学東洋研究所准教授
②中国天文学史
③「漢代における術数と天文学的宇宙論」(水口拓寿編『術数学研究の課題と方法』汲古書院、二〇二二年)、「雨占研究序説」(『東洋研究』二一四号、二〇一九年)、『張衡の天文学思想』(汲古書院、二〇一八年)

田中良明(たなかよしあきら)
①大東文化大学東洋研究所准教授
②中国思想史
③「北斗星占小攷」(『東洋研究』一八八号、二〇一三年)、『中国史書入門 現代語訳 隋書』(共著、勉誠出版、二〇一七年)、『『天文要録』の考察[四]』(共著、大東文化大学東洋研究所、二〇二三年)

名和敏光(なわとしみつ)
①山梨県立大学国際政策学部准教授
②中国哲学・術数学・出土資料学
③黄徳寛著『古文字發展論』「第六章 戦国文字」翻訳(樹立社・ゆまに書房、二〇二三年)、「馬王堆漢墓帛書《陰陽五行》甲編《祭(三)》《宜忌》《諸日》《祭(二)》綴合校釈」(『菊を採る東籬の下 石川忠久先生星寿記念論文集』、汲古書院、二〇二一年)、「『抱朴子』所見呪語の遡及的考察」(『東方宗教』第一三一号、二〇一八年)

裴伯釣(ぶいばくぉん)
①ベトナム国家大学ハノイ学校人文社会科学大学 講師
②漢喃、ベトナム易学、ベトナム伝統文化
③「越南北部祠堂中的伝統祀器」(『人文与社会科学』二〇二〇年第一辑)、『在越南的易図学』(ベトナム国家大学ハノイ校出版社、二〇二一年)、「易経与中越的年号制定」(『2022年漢喃研究』世界出版社、二〇二二年)

朴杰淳(ばくごるすん)
①忠北大学史学科教授
②韓国近現代史、韓国史学史
③『植民地時期の歴史学と歴史認識』(景仁文化社、二〇〇四年)、『韓国史の系譜』(訳書、SOWADANG、二〇一五年)、『韓国独立運動と歴史認識』(歴史空間、二〇一九年)

ファム・レ・フイ(Pham Le Huy)
①ベトナム国家大学ハノイ校人文社会科学大学講師
②日本古代史、ベトナム古代・中世史
③「新発見の仁寿元年の交州舎利塔銘について」(新川登亀男編『仏教文明と世俗秩序』勉誠出版、二〇一五年)、「歴史と説話との交差----ベトナムの「剣湖伝説」を事例にして」(小峯和明編『東アジア文化講座:東アジアに共有される文学世界』文学通信、二〇二一年)

深澤瞳(ふかさわひとみ)
①大妻女子大学・武蔵野大学・文教大学・十文字学園女子大学他非常勤講師
②日本平安時代の陰陽道・日記文学・物語文学
③「『蜻蛉日記』の火災記事と火災占」(小嶋菜温子・服藤早苗倉田実編『王朝びとの生活誌』森話社、二〇一三年)、「平安時代における後産と医術/呪術」(水口幹記編『前近代東アジアにおける〈術数文化〉』勉誠出版、二〇二〇年)

松浦史子(まつうらふみこ)
①二松学舎大学文学部・国際日本学研究科教授
②中国古典文化・文学
③「飞翔的人面鱼--谈两晋与前凉王朝的《山海经》接收及对西北的认识」『中国文哲研究通訊』第三二巻、第四期二〇二二年、「京都大学人文科学研究所蔵『天地瑞祥志』代一七翻刻・校注下」『名古屋大学中国語学文学論集』三二、二〇一九年、松浦史子『漢魏六朝における『山海経』の受容とその展開--神話の時空と文学・図像』汲古書院二〇一二年。

マティアス、ハイエク(Matthias Hayek)
①高等研究実習院教授(EPHE-PSL、フランス)
②知識社会学、近世文化史(主に十七〜十八世紀)。特に占術を始め宇宙観に関わる技術と知識体系の形成と変遷を研究。
③Les Mutations du Yin et du Yang: divination, société et représentations au Japon, du VIe au XIXe siècle, Collège de France, Bibliothèque de l'Institut des hautes études japonaises, 2021、「異形と怪類―『和漢三才図会』における「妖怪的」存在」(橘弘文・手塚恵子編『文化を映す鏡を磨く―異人・妖怪・フィールドワーク』せりか書房、二〇一八年)、「近世前期の占いの「学術」の一側面―『簠簋』の解説書を中心に」(『呪術と学術の東アジア』アジア遊学二七八、二〇二二年)などがある。

三浦雄城(みうらゆうき)
①東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究専攻東洋史学講座助教
②中国中古政治文化史
③「後漢における天子の位置づけ--「天子爵称」の考察から」(『日本秦漢史研究』二三、二〇二二年)、「後漢官学における讖緯と章句」(『中国――社会と文化』三五、二〇二〇年)、「後漢光武帝と儒教的讖緯――莽新末後漢初の政治情勢から」(『東洋学報』一〇一―四、二〇二〇年)

水口幹記(みずぐちもとき) 

水口拓寿(みなくちたくじゅ)
①武蔵大学人文学部日本・東アジア文化学科教授
②東アジア思想史
③『中国倫理思想の考え方』(山川出版社、二〇二二年)、『術数学研究の課題と方法』(編著、汲古書院、二〇二二年)、『儒学から見た風水--宋から清に至る言説史』(風響社、二〇一六年)

山口えり(やまぐちえり)
①広島市立大学国際学部・国際学研究科准教授
②日本古代史
③『古代国家の祈雨儀礼と災害認識』(塙書房、二〇二〇年)、「『日本三代実録』にみえる告文について」(『神道研究』二六四--二六五号、二〇二二年)、「牧氏蔵書之記」印について--東北大学附属図書館蔵『三合勘文部類』を中心に」(『東洋文化』一一四号、二〇一七年)。

山崎藍(やまざきあい)
①青山学院大学文学部日本文学科教授
②中国古典文学 
③「京都大学人文科学研究所所蔵『天地瑞祥志』第十九翻刻・校注(六)「狐」」(『青山語文』五二号、二〇二二年)、『とびらをあける中国文学――日本文化の展望台』(共著、新典社、二〇二一年)、『中国古典文学に描かれた厠・井戸・簪――民俗学的視点に基づく考察』(勉誠出版、二〇二〇年)

山下克明(やましたかつあき)
①大東文化大学東洋研究所兼任研究員
②日本古代・中世文化史
③『陰陽道 術数と信仰の文化』(臨川書店、二〇二二年)、『平安貴族社会と具注暦』(臨川書店、二〇一七年)、『陰陽道の発見』(NHK出版、二〇一〇年[中国語版『發現陰陽道―平安貴族与陰陽師』梁暁弈訳、社会科学文献出版社、二〇一九年])

游自勇(ゆうじゆう)
①首都師範大学歴史学院教授
②隋唐史、敦煌吐魯番文献研究
③「会昌法難後之寺院重建与規制----以宜興善権寺為例」(『文史』二〇二二年第一輯)、「〝棄妖為常〟:中古「五行志」的災異書写」(『歴史研究』二〇二二年第二期)