文学通信"春"まつり in 第25回 不忍ブックストリートの一箱古本市 2025(2025/5/5(月・祝) 11:00〜16:00)

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東京の谷中、根津、千駄木の通称「谷根千」と呼ばれるエリアで毎年行われている古本販売のイベント「不忍ブックストリートの一箱古本市」に、ついに参加! 1日限りのイベントですが、文学通信はスタンプラリーの会場にもなります。ぜひご来場ください。当日はオンラインでトークセッションも行います。文学通信公式YouTubeよりお楽しみください。

■日時・場所

2025/5/5(月・祝) 11:00〜16:00 文学通信(地下鉄千代田線・千駄木駅、1番出口より徒歩1分) 地図はこちら

・ロビーを開放して本を販売! 全品2割引!
・オンライントークセッションライブを配信!
・1日限りの放課後子ども工作教室★指輪作りを開催!

■「手作りお手玉」と1日限りの放課後子ども工作教室

ご来場者先着30名限定で、数珠玉(じゅずだま)を使った「手作りお手玉」をプレゼント(希望者)

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■オンライントークセッション

1コーナーを15分で開催!

◯11:45−
定説との戦い〜「大島本源氏物語」問題と書誌学
佐々木孝浩(慶應義塾大学附属研究所斯道文庫教授)

書誌学は文学作品を読み解く上で何の役に立つのか? 「「大島本源氏物語」に関する書誌学的考察」(2007.2)を発表してから18年。その間「大島本伝説」とも言うべき「定説」はどう変化したのか、あるいはしなかったのか。『日本古典書誌学論 新訂版』の刊行にあたり、書物を研究することの大切さや怖さを語っていただきます。

◯12:30−
『古典みゅーじあむ』の作り方〜誰かに古典を伝えるということ
根来麻子(甲南女子大学文学部准教授)

古典作品との出会いは、原文からではなく誰かの紹介である場合も多いと思います。では古典は誰にどのように伝えたらいいのでしょうか。『読んで、感じて! 古典みゅーじあむ』全5冊を刊行した著者にそのポイントをうかがいます。

◯13:15-
人文学に再考を迫る苛烈な挑戦状『ナラティヴの被害学』超入門!
阿部幸大(筑波大学人文社会系助教・株式会社Ars Academica代表)

なにが暴力で、なにが暴力でないのか。誰が被害者で、誰が加害者なのか。あなたはその当事者なのか、それとも部外者なのか。著者インタビューの形式で、未読のかたに向けて徹底的にわかりやすく本書の内容を紹介します。

◯14:00-
大規模言語モデル(LLM)について人文学研究者が知っておきたいこと
近藤泰弘(青山学院大学名誉教授・日本国語大辞典 第三版 編集委員)

古典文学研究者やひろく人文学研究者にとって、大規模言語モデル(LLM)と生成AIサービスとは一体何なのか。どう評価し、どう付き合っていくのか。情報のアウトラインと、その未来についての基礎講座!

◯14:45-
考古学を発見をする方法〜協働の在り方、楽しみ方
吉田泰幸(盛岡大学文学部社会文化学科准教授)/望月昭秀(『縄文ZINE』編集長)

考古学を「発見」するにはどうしたらよいのか?行って、見て、触れて、参加して......主に考古学をフィールドとするお二人に、学問と共にあるための方法や楽しみ方をお聞きします。