【連載】朝里 樹の玉藻前入門
朝里 樹『玉藻前アンソロジー 生之巻』
の刊行を記念して、エッセイを隔週で配信します。
人間離れした美貌を持ち、人を超えた才知をほこり、
数千数万の軍隊を相手に戦うことができる強さを持つ、
伝説上、最「恐」のヒロイン、玉藻前(たまものまえ)。
この連載は玉藻前に関する基礎知識をお届けします。
本シリーズ(全3巻刊行予定)では、玉藻前が登場する
さまざまな古典作品の現代語訳を収録していきます。
ぜひ彼女の物語に触れてみてください。
新刊出来!
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朝里 樹編著『玉藻前アンソロジー 生之巻』(文学通信)
ISBN978-4-909658-83-8 C0095
A5判・並製・336頁
定価:本体1,900円(税別)
既刊はこちら
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朝里 樹編著『玉藻前アンソロジー 殺之巻』(文学通信)
ISBN978-4-909658-59-3 C0095
A5判・並製・376頁
定価:本体1,900円(税)
─────── 目次 ───────
第1回 伝説上最「恐」のヒロイン・玉藻前登場!(2021.8.10公開)
──現代も生きる玉藻前
──玉藻前の登場はいつからか?
──江戸時代にブームになった玉藻前
第2回 玉藻前は天照大神だった!?その共通点を探る(2021.8.20公開)
──狐の霊と天照大神の深い関係
──全身から光を放つ玉藻前像の誕生
第3回 玉藻前の宿敵あらわる!?陰陽師・安倍晴明(2021.9.4公開)
──安倍晴明とはどんな人物なのか?
──時代を超えて対峙する晴明と玉藻前
第4回 天竺版の玉藻前!?華陽夫人とは何者なのか(2022.10.14公開)
──九尾の狐と華陽夫人はどこで結びついたのか
──三国を駆ける妖狐の物語が定着
第5回 玉藻退治に東国武士の上総介・三浦介が選ばれた理由とは?(2022.10.28公開)
──玉藻前と東国武士たち
──なぜ玉藻前の体から三つの宝物が出てきたのか
──玉藻前は東国武士のために利用された?
第6回 玉藻前が石になる!?それから数百年...玄翁和尚との出会い(2022.11.11公開)
──殺生石が現れる背景
──殺生石と玄翁和尚
─────── 書いた人 ───────
朝里 樹(あさざと・いつき)
怪異・妖怪研究家。1990年北海道生まれ。法政大学文学部卒業。
在野研究者として怪異談の収集・研究を行う。
著書に、『日本現代怪異事典』『日本現代怪異事典 副読本』(笠間書院)、「好きなものに取り憑かれて」(荒木優太編著『在野研究ビギナーズ』明石書店)、『歴史人物怪異談事典』(幻冬舎)、『1日1話、つい読みたくなる世界のミステリーと怪異366』(監修、徳間書店)、『大迫力!禁断の都市伝説大百科』(監修、西東社)、『放課後ゆ〜れい部の事件ファイル たったふたりのヒミツのクラブ』(集英社みらい文庫)、『21世紀日本怪異ガイド100』(星海社新書)など。@asazato4