2018年度深浦円覚寺古典籍保存調査プロジェクト成果報告会「深浦新発見!一円覚寺の古典籍からわかること一」(2018年7月6日(金)12:30~15:00、深浦町役場1階 町民文化ホール)

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
http://human.cc.hirosaki-u.ac.jp/irrc/html/single/2018/post2018070601.html

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【この度、「弘前大学深浦エコサテライトキャンパス平成30年度第1回公開講座、2018年度深浦円覚寺古典籍保存調査プロジェクト成果報告会 深浦新発見!-円覚寺の古典籍からわかること-」を開催いたします。
 深浦円覚寺(青森県西津軽郡深浦町)は、大同 2年(807年)に坂上田村麿が建立したと伝える真言宗醍醐派三宝院流の寺院です。北前船の寄港地である深浦において、航海の安全を守り、信仰を集めたお寺ですが、その秘仏のご本尊十一面観音が、2018年7月17日から31日まで、33年に一度のご開帳となります。
 円覚寺は貴重な文化財を数多く所蔵していますが、2017年より弘前大学が主体となって古典籍の調査を行ってきました。その結果、円覚寺の学僧が本山の醍醐寺で学んで来た密教や修験関係の貴重な書物が発見され、真言宗醍醐派の寺院としての歴史が解明されつつあります。
 まだ調査は始まったばかりですが、この一年間の調査結果を、地域の皆様に報告いたします。また今回は特別に、円覚寺の本寺である醍醐寺の聖教調査を率いておられる永村眞先生にお越しいただき、醍醐寺とその聖教について、また円覚寺との関わりについてわかりやすくご解説いただきます。円覚寺調査の報告は、調査に参加している町民、高校生、大学生も報告します。
 皆さまのご参加をお待ちしております。】

弘前大学深浦エコサテライトキャンパス 平成30年度第1回公開講座
2018年度深浦円覚寺古典籍保存調査プロジェクト成果報告会
「深浦新発見!一円覚寺の古典籍からわかること一」

プログラム

12:30 開会の辞
深浦町長 吉田 満
12:40~13:40
第一部基調講演
「中世の醍醐寺とその仏法 「国宝醍醐寺文書聖教」を通して」
日本女子大学名誉教授 永村眞先生

13:50~15:00
第二部 円覚寺古典籍保存調査成果報告

■ご挨拶
円覚寺 副住職 海浦 誠観

■円覚寺古典籍保存調査について
深浦町教育委員会 教育課 伊東 信
■円覚寺古典籍保存調査に参加して
深浦町民参加者代表 佐藤 英文
■成果報告1 高校生による報告
円覚寺所蔵の古典籍からみる昔人の学び
青森県立木造高等学校深浦校舎  岩森 光姫 斉藤 奈菜子
■成果報告2・3 大学生による報告
観音の御利益を語る
一円覚寺所蔵『西国三十三所 観音霊験記図絵』について
弘前大学人文社会科学部 2年 田村優希

「本」というモノ
一円覚寺所蔵『不動明王念誦次第』をめぐって一
弘前大学人文社会科学部 2年 稲見ののか
■成果報告4
深浦円覚寺所蔵古典籍資料からわかること 一町民参加型の文献資料調査を通じて一
弘前大学人文社会科学部教授 渡边麻里子

15:00
閉会の辞
弘前大学 理事(社会連携担当)
石川 隆洋 弘前大学 深浦エコサテライトキャンパス所長

参加を希望される方は、事前に電話またはファックスにて 7月2日(月)までにお申し込みください。
【お問合せ・申込み先】
深浦町教育委員会 教育課
電話 0173-74-4419
ファックス 0173-74-3050