アジア学研究者の研究支援ニーズと大学図書館の役割(米国)(カレントアウェアネス・ポータル)

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【 2018年6月,米・Ithaka S+Rが,米国のアジア学研究者の研究活動や支援ニーズについて調査した報告書"Supporting the Changing Research Practices of Asian Studies Scholars"を公開した。調査は2017年・2018年に,11の大学図書館の図書館職員29人からなる研究チームが,研究者169人に半構造化インタビューを実施する手法で行われた。本報告書は,そのインタビューを抽出・分析した結果である。なお,Ithaka S+Rでは,研究支援サービス向上のため,同種の調査を研究分野別に行ってきている】
つづきはこちらから。カレントアウェアネス・ポータル。
http://current.ndl.go.jp/e2059

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【4点目は,アジア学研究者が,研究連携のため,アジア地域でも研究成果を公表したいと考えていることへの対応である。アジア地域では,研究成果として,単行書の刊行や,一次資料の翻訳を重視する傾向がある。一方,欧米の研究機関は,インパクトファクターが高い雑誌への投稿を評価するなど,学術評価の慣行が異なっており,国際的な研究推進の妨げとなっている。そこで,研究者とも連携し,欧米の学界でも認められるアジア地域の良質な研究成果の発表媒体を認証するとともに,それらの適切な評価指標を構築することを要請している。】