昭和女子大学日本語日本文学科プロジェクト科目「古典教材作成プロジェクト」(須永哲矢氏)で開発、「助動詞カードゲーム試作機プロトタイプ(仮)ver0.8」

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須永哲矢氏自身が「部活のようなものだと思ってい」る、学生視点で高校の古典教育の教材を作ってみようという趣旨の、昭和女子大学日本語日本文学科プロジェクト科目「古典教材作成プロジェクト」で、新たに「助動詞カードゲーム試作機プロトタイプ(仮)ver0.8」が開発されました(名前の付け方が、電子レンジ(仮)〈byシュタインズゲート〉を彷彿とささせますねw)。

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以前、助動詞を擬人化した同プロジェクト。その先どうするという話しになり、「擬人化キャラのキャラ付けのみでは助動詞の接続がカバーできない」という問題を解決すべく、「接続」で遊ぶカードゲームを思い付いたそうです(カードを作りたいという動機も...!)。遊び方は『遊戯王』のルールをベースにしたようです。

上の写真の左上にある冊子には、その遊び方解説が。反対側の表紙は以下。

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「古文読解のための古典常識」は、すぐれもの。高校1年から3年までの教科書に出てくる90話から古典常識項目を調査したのに加え、『日本語歴史コーパス 平安時代編』を使い重要度を序列付けして調査。その過程で、教科書の裏とかにある旧国名などは、ほとんどでない地名ものっていることがわかり、「古文読解のための古典常識」ではよく出る地名を絞り込んだりしています。
また、古典常識創作小説例文と解説集『宿世物語〜すくせものがたり』は、すごいです。古典常識を教えやすくするために、架空の小説を作ったもの。こういいう手があったか...と。冒頭はこう始まります。

「俺、転生前は平安貴族だったんだ」
中将が切り出すと、少将は麦茶のコップをもったまま固まった。

ここの下段に「中将」の解説を加えていくのです。


さらに、この冊子のど真ん中は、牛車のペーパークラフトが!

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「とうとう教員が想定できる範囲を離れていってしまった」この企画に興味のある方は、昭和女子大学日本語日本文学科の須永哲矢氏までお問い合わせ下さい。

参考
■冊子の目次

【古典常識】
古文読解のための古典常識
ざっくりこれだけ! たった1ページ古典事項集
古典常識創作小説例文と解説集『宿世物語〜すくせものがたり』
 まとめ一覧

【特別付録 牛車ペーパークラフト】
牛車ペーパークラフト つくりかた
牛車ペーパークラフト

【助動詞接続カードゲーム】
擬人化プロジェクトのあゆみと、助動詞の基本
助動詞と上接活用形一覧
助動詞接続カードゲームマニュアル〜決闘指南書

編集後記