川端康成学会第195回例会(2026年4月18日(土)15:00〜、鶴見大学1号館501教室+オンライン)※オンライン参加は要申し込み

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://tinyurl.com/yc2np5h9
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※詳細は上記サイトをご確認ください。


川端康成学会 第195回例会 

日時 2026年 4月18日(土)15:00より
場所 鶴見大学 1号館501教室

*研究発表
「川端康成「眠れる美女」における回想と空間」
 平川歩夢(千葉大学人文公共学府博士前期課程2年)

閉会の辞                         
 片山倫太郎

総会


*当日受付にて、参加費500円を頂きます。ご了承ください。
*当日受付にて、年会費の納入をお受けします。併せて、維持会費もよろしくお願いいたします。


【発表要旨】
*平川歩夢「川端康成「眠れる美女」における回想と空間」
 本発表では、川端康成「眠れる美女」における江口の回想と空間の関わりについて論じる。江口が五夜に亘って訪れる宿の空間は先行研究においても注目されてきた論点であるが、今回は宿の外に広がる〈日本〉の空間まで考察の範囲を広げたい。
 江口は「眠れる美女」と同衾しながら、過去に関係した女性や自身の娘について回想する。その際、彼女たちは「金沢」、「京都」、「奈良」、「神戸」といった具体的な地名とともに想起されることになる。特に京都と奈良については、娘と訪れた寺の名前までもが明記されている。つまり、宿の外に〈日本〉の空間が広がっていることが「眠れる美女」のテクストにはさりげなく書き込まれているのである。
 江口の回想によって立ち現れる〈日本〉とはどのような場なのであろうか。本発表では、江口に過去を回想させる場としての宿と、江口に回想される場としての〈日本〉の両空間の様相について検討する。