染谷智幸・松本真輔・山田恭子[編]『韓国古典艶笑説話集『紀伊斎常談』 現代日本語訳・解説・注解・影印』(文学通信)
3月上旬刊行予定です。

染谷智幸・松本真輔・山田恭子[編]『韓国古典艶笑説話集『紀伊斎常談』 現代日本語訳・解説・注解・影印』(文学通信)
ISBN978-4-86766-118-5 C0098
A5判・上製・292頁
定価:本体5,000円(税別)
日本で発見された、知られざる朝鮮の好色説話集。
屈託のない伸びやかな〈性〉の世界から、果たして何がわかるか。
朝鮮時代末期に漢文によって書かれた編著者未詳の艶笑説話集、
『紀伊斎常談(キイチェサンダム)』。
明るい性の世界をふんだんに描くとともに、他の韓国古典ではなかなか取り上げられない、朝鮮時代の、常民や賤人、と当時呼ばれた農民・商工民・被差別民の風俗・生活・文化をリアルに浮かび上がらせる。
2008年、日本の福岡で発見され、2010年7月に韓国・ソウル大学校・奎章閣に発見者により寄贈されたこの本の魅力を、本文はもちろんのこと、現代日本語訳、語釈、解説、校異、訓読、で紹介する。
またコラムでは、朝鮮の古典を読む基礎知識として、朝鮮時代の身分、家族とその意識、科挙、寡婦をめぐる問題、日本笑話との比較、商人、仏教と女性など、多方面から本書の理解を助けるようにした。
★Amazonで予約する
https://www.amazon.co.jp/dp/486766118X
★楽天ブックスで予約する
https://books.rakuten.co.jp/rb/18525163/
★PayPalでお支払い(各種クレジットカード対応)
入金を確認次第、すぐに発送(送料無料)。

【著者紹介】
染谷智幸(茨城キリスト教大学教授)
松本真輔(長崎外国語大学教授)
山田恭子(近畿大学教授)
【目次】
はじめに
凡例
朝鮮八道図と本作の舞台
『紀伊斎常談』現代日本語訳・解説・注解
1 安東ソンビのこじつけ性愛術(花山居士伝)
コラム1 朝鮮時代の身分(染谷智幸)
2 性交は戦争である(力将軍伝)
3 朝鮮時代のエロ詩吟(郭朴伝)
4 寡婦、独身男の計略にはまる(両剣相婚)
5 赤っ恥をかいたソンビ、蛙をたたく(爾売芝麻)
6 愚かなソンビ、祭器におまるを使う(夜壺為祭器)
7 水綿が良いか、陽物が良いか(辣椒行媒)
コラム2 韓国の家族とその意識(山田恭子)
8 夫と見間違えて柿商と寝る(柿商非夫)
9 牛肉を使って寡婦を騙す(割臂図婚)
10 天下の文章家、実は世事に疎い怠け者(咬陽物之刑)
コラム3 朝鮮時代の科挙について(山田恭子)
11 ソンビ、僧侶の陽物を切り裂き大金持ちになる(劈僧陽物)
12 慌て者の兄、弟の妻の下着を履く(誤穿弟嫂服)
13 巨大な岩をも動かす男根(陽物退巖)
コラム4 まっぱだかの若様(染谷智幸)
14 メスのロバ、僧侶の子を生む(牝驢産僧)
15 瓦にも体位にも「男女のけじめ」がある(易瓦示喩)
16 陰毛も髭も凍りつく極寒世界(陰門接口)
17 結婚にとって第一義は性愛(陰囊無入処)
コラム5 朝鮮時代の寡婦①──寡婦をめぐる倫理と制度(山田恭子)
コラム6 朝鮮時代の寡婦②──寡婦の苦悩と恨(染谷智幸)
18 夫婦、寝室で相まみえず(環屋隅)
19 食欲旺盛な父、娘の嫁ぎ先で赤っ恥をかく(柏粥懸嚳)
20 蟹、陰門と唇を挟む(蟹挟両人)
コラム7 日本笑話との比較(染谷智幸)
21 ソンビ、義弟に復讐される(習事付足)
22 娘の父、革職人の妻を犯して復讐す(附耳接型)
コラム8 艶笑説話と商人(染谷智幸)
23 潘南朴氏と務安朴氏のとんでもルーツ(潘南務安)
24 李退渓と南溟曺の性愛意識(宝之刺之)
25 喪中の性欲と食欲(口劣陽物)
26 小心なソンビ、後ろの孔と小科にとどまる(後孔小科)
27 牛を代えたら妻も代わってしまった(易牛換妻)
28 女陰が抜け落ちると、どうなるか(多産脱陰)
29 洪鳳漢の豪放磊落なリクルート(筮仕卜妾)
コラム9 朝鮮時代の仏教と女性(松本真輔)
30 ソンビの男色流荒療治(㚻奸治瘧)
31 性愛談義、苛政を止める(避倅結網巾)
コラム10 朝鮮時代は実は豊かだった?(染谷智幸)
総説「『紀伊斎常談』と韓国の艶笑説話――新資料出現の経緯」(染谷智幸)
エッセイ「日本の読者の皆さまへ」(鄭炳説)
『紀伊斎常談』影印
関連・参考資料
あとがき











































































