文学通信｜多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出す出版社

研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://sekenbanasi.wordpress.com/2020/12/18/m2101/
--------------------
※申し込みは上記サイトをご確認ください。

日時：2021年1月23日（土）16:00開会、18:30閉会予定（途中休憩有）

発表者：加藤秀雄（成城大学民俗学研究所）

発表題目：「世間話の研究」の注釈について

発表要旨：
　「世間話の研究」（1931）は、晦渋をもって知られる柳田国男の文章の中でも、特にその読解が難しいものの一つである。登場する固有名詞も注釈を施さなければ理解できないものが多い。しかし本論考は、世間話研究のディシプリンを示す基本的なテクストであり、そこに込められた柳田の意図を浮き彫りにすることは、近年、その対象と方法を変質させつつある世間話研究の方向性をあらためて見定める上でも、重要な意味を持つことになるだろう。そこで本発表では、「世間話の研究」の注釈を会員が協働で行う計画の概要を示し、参加者と意見交換を行いながら、将来、その成果を発信する方法について協議したい。

※例会後は休憩を挟んで交流会も検討しております。