姫路文学館 :企画展「戦後80年 戦時下の大衆文化 ー〈外地〉へのまなざしを振り返る」(令和8 年1月17日(土)〜3月29日(日))

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展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.himejibungakukan.jp/events/event/taisyu01/

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※詳細は上記サイトをご確認ください。


昭和6年(1931年)の満洲事変から、昭和20年(1945年)の終戦までの15年にわたった日中戦争・太平洋戦争は、当時の政府が「総力戦」と称したように、従来の国内秩序を打ち壊し、国民全員を巻き込んだそれまでにない戦争でした。また、戦場も沖縄を除き、そのほとんどが中国大陸や南太平洋諸国などのいわゆる「外地」でした。そのため、この間の文化的活動の多くはつねに「大衆」または「外地」に集約されています。
本展では、戦時下に前線の兵士たちと銃後の家族や国民に向けて、日本国内外で刊行された書籍、絵画、絵葉書、地図、宣伝ビラなどをもとに、なぜ「大衆」は熱狂的に戦争に駆り立てられたのか、その背景となる「外地」関連の文化生産がどれほど豊かにあり、またそれにより「国民総動員」がどのようにして文化的に実践されたのか、〈作家と兵士が見た戦場〉、〈従軍画家の描いた大陸前線〉、〈南へのまなざし―画家たちの〝南洋〞表象〉、〈前線と銃後を支える大衆―ラップナウ・コレクションに見る戦時下の文化生産〉の4章で振り返ります。

ラップナウ・コレクション
令和7年度に国際日本文化研究センターに寄贈されたアメリカ実業家ドナルド・ラップナウ氏のコレクション。約6万点に及ぶ画像資料群に近代日本の戦争や銃後、また植民地に関連する絵葉書や宣伝ビラ、チラシなどを収める。


観覧料
一般450円 

主催
姫路文学館、国際日本文化研究センター

協力
京都日本文化資源研究所

監修
劉建輝(国際日本文化研究センター教授)


関連イベント:
井上章一氏・劉建輝氏対談「十五年戦争中、作家と画家たちが〈外地〉で何を見て、また国民に何を伝えたか――その歴史と意味を考える」(令和8年1月31日(土)午後1時30分〜3時、講堂(北館3階))
https://bungaku-report.com/blog/2025/12/-813113033.html

関連講演会:
「顕現と隠蔽ー軍事郵便絵葉書にみる十五年戦争」劉建輝氏(令和8年2月21日(土)午後1時30分〜3時、講堂(北館3階))
https://bungaku-report.com/blog/2025/12/-822113033.html