【対面講座】ハンセン病文学の世界を訪ねて──文学作品を通してハンセン病問題を考える|講師:佐藤健太(2026年2月5日 ~ 2026年3月19日(木)、KUポートスクエア)※要申込

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https://www.ku-portsquare.jp/site/course/detail/4677/

■内容
日本のハンセン病療養所には、多くの入所者が文芸活動に取り組んできた世界的にも珍しい歴史があります。俳句、短歌、詩、小説、評論、随筆、自伝などジャンルは多岐にわたり、多くの書籍が入所者自身の手によって書かれました。ハンセン病者によるこの膨大な作品群は「ハンセン病文学」とも呼ばれ、代表的な作家である北條民雄は現在も多くの読者を獲得しています。これらの作品群には、隔離政策下を生きたハンセン病者たちの〈声〉がさまざまなかたちで刻印されています。本講座でハンセン病文学の豊かな世界に分け入ってみましょう。


■講座日程
回 開講月日 内容
第1回 2026/02/05 なぜハンセン病文学を読むのか?
第2回 2026/02/19 北條民雄と「不治」の時代のハンセン病者
第3回 2026/03/05 小説に描かれた療養所の生活と労働
第4回 2026/03/12 小説と記録文学から見る重監房の記憶
第5回 2026/03/19 療養所における患者運動の担い手と文学


■講師紹介
佐藤 健太
編集者
専門はハンセン病文学、疾病と文学。論文に『「特別病室」と梅干のたね―ハンセン病文学におけるフィクション性』『会報「ペン」』189号(東京町田ペンクラブ、2024年)、『「鼻の周辺」の周辺̶戦後ハンセン病治療史と文学』『ハンセン病 日本と世界―病い・差別・生きる』(工作舎、2016年)、『「宛名のない手紙」を読む』"ハンセン病制圧活動サイトLeprosy.jp"(https://leprosy.jp/japan/atena/)ほか。