城西大学水田美術館 収蔵品展Ⅱ:描かれた源氏物語 -多様な源氏絵の世界-(2025年07月14日(月)~2025年08月01日(金))

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展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.josai.ac.jp/museum/exhibitions/7054/
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※詳細は上記サイトをご確認ください。

【概要

江戸後期の戯作者・柳亭種彦(りゅうていたねひこ)(1783~1842)が執筆した長編小説『偐紫田舎源氏』(にせむらさきいなかげんじ)は、平安文学の傑作、紫式部『源氏物語』の世界をベースに、時代を室町時代に置き換えて描いた合巻の代表的作品です。歌舞伎や浄瑠璃的な世界を取り入れ、推理小説仕立てに仕上げた本作は、挿絵を当時の人気絵師、初代歌川国貞(1786~1865、のちの三代豊国)が担当したこともあり、江戸の人々をおおいに魅了し一大ベストセラーとなりました。このブームの勢いは浮世絵にも見られ、登場人物や主要な場面をアレンジして描いた「源氏絵」と呼ばれる作品が数多く刊行されます。一方で、『源氏物語』を絵画化したものも「源氏絵」といい、江戸時代は特に盛んに描かれていました。

この度の展示では、当館が所蔵する浮世絵のうち、二代歌川国貞(にだいうたがわくにさだ)(1823~80)と二代歌川広重(1826~69)が、幕末期に描いた浮世絵版画の揃物《俤源氏五十四帖》(おもかげげんじごじゅうよんじょう)と、浮世絵師で日本画家の尾形月耕(ルビ:おがたげっこう)(1859~1920)が明治期に描いた《源氏五十四帖》(げんじごじゅうよんじょう)の2つの源氏絵から抜粋してご紹介、その他の源氏絵作品とともにご覧いただきます。
多様な源氏絵の世界をどうぞお楽しみください。】

展覧会情報
Exhibition information

会期: 2025年7月14日(月)~8月1日(金)
観覧料: 無料
会場: 城西大学水田美術館 ギャラリー1
※開館時間: 9:30~16:30(入館は16:00まで)
※休館日: 土曜日・日曜日・祝日