神奈川近代文学館:特別展「帰って来た橋本治展」(2024年3月30日(土)~6月2日(日))

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.kanabun.or.jp/exhibition/19579/

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※詳細は上記サイトをご確認ください。


平成の時代とともにその生涯を終えた橋本治が、
令和6年春、横浜に帰って来ます―――

 橋本治(1948~2019)は、1977年に高校生の日常を描いた「桃尻娘」で小説家としてデビューし、それまでにないスタイルと内容で世間に衝撃を与えました。すでにイラストレーターとして活躍していた橋本は、以後、小説執筆と併行して、恋愛や性、家族、時代を論じ、舞台やイベントを演出し、セーターの編み方を教え、古典をひもとくなど、八面六臂の活躍を繰り広げました。どんな未知の分野にもひるまず分け入った橋本の原動力は「わからない」ことを解明したいという思いだったといいます。その成果は膨大な数の著作となって、我々に大きな〈恵み〉をもたらし続けています。
 当館は、2019年以降、橋本治の直筆原稿をはじめとする資料をご家族、ご関係の方々から寄贈いただき〈橋本治文庫〉として保存しています。本展は、時代を先取りし、さらに、人間と人間の生きた時代を描きだそうとした橋本の生涯を、所蔵資料を中心にたどります。
 「桃尻娘」シリーズの最終章は、当館のある港の見える丘公園で、未来への希望を示唆して締めくくられます。この地で、帰って来た橋本治の新たな一面に触れていただければ幸いです。


【会期】
2024年3月30日(土)~6月2日(日)
【会場】
神奈川近代文学館第2・3展示室
【観覧料】
一般700円