日本出版学会 出版産業研究部会「公共図書館の所蔵および貸出は新刊書籍の売上にどの程度影響するか:解説と補足」(2023年9月28日(木)18:30~20:00、専修大学神田キャンパス 7号館3階731教室+後日配信)※要申し込み
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https://www.shuppan.jp/event/2023/09/04/2776/
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【開催趣旨】
近年の出版市場の縮小要因として、「図書館貸出による影響ではないか」という批判的意見が、2000年以降今日に至るまで、主に作家、出版関係者から繰り返し続いている。これに対して、出版学、図書館情報学、さらには経済学などの多方面の研究領域で多様な手法により、分析に取り組んできたが、それらの研究成果が論争に終止符を打つには至っていない。その理由として、書籍売上げの減少要因は複雑で、図書館だけの影響を取り出すことが困難なことがある。さらに、これら研究成果に対して、出版界が注目してこなかったのも事実である。
このほど、大場博幸会員が、先行研究を丁寧にサーベイした上で、「古書と電子書籍、需要の3つの要因をできるだけ適切にコントロールしながら、図書館による新刊書籍市場への影響について明らかにすること」に取組み、その研究成果を「公共図書館の所蔵および貸出は新刊書籍の売上にどの程度影響するか:パネルデータによる分析」『日本図書館情報学会誌』(通巻233号、2023)の論文として発表した。出版学研究、図書館情報学にとって極めて価値の高い研究であるとともに、出版や図書館の関係者・実務者にとっても重要な論考である。
当研究部会では、第一部で大場会員により論文についての解説を行っていただき、第二部では参加者との質疑応答で理解を深める機会としたい。
日 時:2023年9月28日(木) 18:30~20:00(18時開場)
報 告:大場博幸(日本大学文理学部)
場 所:専修大学神田キャンパス 7号館3階731教室
会 費:会員・学生・後援学会無料、非会員1,000円(会場参加の場合)
定 員:100名
録画配信について:
第一部の論文解説は、後日準備ができ次第、録画配信します。視聴希望者は事前に日本出版学会公式サイトから申し込んでください。(無料)