岩波書店:伊藤野枝・大杉栄ら没後100年記念シンポジウム「自由な自己の道を歩いて行こう」(2023年9月24日(日)13:00〜17:30、明治大学駿河台キャンパス リバティータワー1階1012教室+オンライン)※要申し込み

このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr

研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.iwanami.co.jp/news/n53939.html

--------------------

※詳細は上記サイトをご確認ください。

 「関東大震災から100年」と2023年メディアは大騒ぎしそうですが、その震災後の混乱に乗じて生起した伊藤野枝・大杉栄・橘宗一、平沢計七ら労働運動家、そして多くの朝鮮人、中国人の虐殺を振り返ることをどれだけ耳にするでしょうか。

 災害の中心にあった東京の神田神保町で、史実を検討し、あらためて次の100年に生かしていくシンポジウム、そして各種イベントを実施することになりました。

 イベント全体のタイトルの先頭に伊藤野枝を掲げたのは、今、女性に対する関心が高まっていることが、神保町界隈で実感できるからです。大杉栄も、生前から出版文化に大いに貢献した人物です。

 女性解放(フェミニズム)、反差別主義、平和と戦争、人間の自由な生き方など、また改めて彼らの思想や行動が、現代に多くを問いかけていることを参加者の皆さんと考えたいと思います。

 シンポジウムでは、今関心が高まっている伊藤野枝に焦点を当て、「自由な自己の道を歩いて行こう」(『伊藤野枝集』岩波文庫17ページ)という彼女の言葉を掲げ、野枝、そして大杉栄の思想や行動、そして彼女らの「生き方」の現代的意義を考えます。

 展示会では、伊藤野枝や大杉栄たちの著作などから、100年前の彼らの息吹を感じることが出来るでしょう。それ以外にも、100年記念にちなんだイベントを開催し、情報を発信し、交流の場を提供いたします。


日時:
2023年9月24日(日)12:30開場/13:00開始/17:30終了予定

会場:
明治大学駿河台キャンパス・リバティータワー1階 1012教室

講演:
森まゆみ(作家)「『青鞜』時代の伊藤野枝」
鎌田慧(ルポライター)「大杉栄──自由への疾走」

コメント:
加藤陽子(東京大学教授)
岡野幸江(人間総合科学大学講師)
梅森直之(早稲田大学教授)

司会:田中ひかる(明治大学教授)

参加費:
一般2,000円/学生1,500円/オンライン配信視聴1,800円

◇参加には事前お申し込みが必要です。


主催:伊藤野枝・大杉栄らの没後100年記念イベント実行委員会
協力:岩波書店、読書人