人文科学とコンピュータシンポジウム「じんもんこん2022」(2022年12月9日(金)〜11日(日)、オンライン)※要申し込み

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
http://jinmoncom.jp/sympo2022/index.html
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※詳細は上記サイトをご確認ください。


デジタル・ヒューマニティーズ(DH)という学問分野が日本に知られるようになり、10年を超える。 そして、日本においては、30年を超える期間にわたり本研究会の名称である「人文科学とコンピュータ(CH)」という 研究分野も確立されてきた側面を持つ。この両分野は極めて類似したものであり、本研究会が、 ある種日本のDH分野を担う重要な役割を果たしてきたのは間違いない。

一方、もともとのDHがすぐれて人文学の手法の発展に重点をおいて進められてきたのに対し、 本研究会をはじめ、日本においては情報技術の発展への貢献と人文学研究の新手法展開への貢献と、 その両者に重きをおいて研究が進められてきたことも確かである。 この点では、当初、情報処理学会のもとで進められてきたCHと、もともとのDHの間は、手法は類似していても 「問いの立て方」という点で若干異なる部分があったのも事実である。 そのような異なりの中から両者をうまく融合させつつ展開してきたという点は、日本のDHの特徴でもある。 また、近年は東アジア・東南アジア諸国の中でもDHの進展は見られてきており、 2022年は、DH国際会議がアジア初・日本を拠点として開催されるに至った(当初は東京が会場であったが、オンラインに変更)。 アジアにおけるDHとは何か、ということも関係諸国とともに考える段階になりつつあるともいえるであろう。

そこで、本シンポジウムでは、「日本の「デジタル・ヒューマニティーズ」を見つめなおす」をテーマとして設定したい。 他国とは異なる日本のDH研究・CH研究の多様なあり方を俯瞰し、全体像を見渡すことで、国際的にも日本のDH研究を展開し、 国内においても分野のさらなるプレゼンス向上へと結びつけることを期待する。


日程 2022年12月9日(金)〜11日(日)
会場 オンライン開催(拠点)千葉大学・人間文化研究機構国立歴史民俗博物館

主催 情報処理学会(IPSJ) 人文科学とコンピュータ研究会 (SIG-CH)
共催
国立歴史民俗博物館・機関拠点型基幹研究プロジェクト「日本歴史文化知とオープンサイエンスの構築」
千葉大学・卓越大学院プログラム「アジアユーラシア・グローバルリーダー養成のための臨床人文学教育プログラム」
科学研究費・特別推進研究「地域歴史資料学を機軸とした災害列島における地域存続のための地域歴史文化の創成」
協力団体 TBD
後援 アート・ドキュメンテーション学会
 記録管理学会
 情報知識学会
 情報メディア学会
 人文系データベース協議会
 全国歴史資料保存利用機関連絡協議会
 電子情報通信学会
 日本アーカイブズ学会
 日本計算機統計学会
 日本行動計量学会
 日本デジタル・ヒューマニティーズ学会
 日本統計学会
 日本図書館情報学会
 デジタルアーカイブ学会


主なトピック

人文科学とコンピュータ研究会の理念に即したテーマについての研究発表・事例報告などについて広く歓迎いたします。具体的なトピックは以下に挙げますが、この限りではありません: デジタル・アーカイブ(記録、保存もしくは活用に関する技術、事例、理論など)、保存科学、文化財防災、MLA連携、デジタル博物館、デジタル化文書、ドキュメンテーション、考古学・歴史学・文献学・言語学などの人文系諸学を含むデジタル・ヒューマニティーズ、人文情報学、時空間情報、視覚化、データ・マイニング、色彩情報処理、情報技術を用いた教育、WEB活用、情報検索、メタデータ、知的財産権・著作権課題など、広く 人文科学とコンピュータ研究会の理念に即したテーマ、事例、現状批判、問題提起などについてのご発表も広く歓迎いたします。


発表論文募集
募集開始 2022/08/01
概要論文締切 2022/09/05 締切りました
論文採否通知 2022/10/04
カメラレディ論文締切 2022月11月上旬