大阪歴史博物館:常設展「彼岸に「死」を想う ~大念仏寺蔵「九相詩絵巻」~」(2022年9月21日(水)~10月17日(月))
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●公式サイトはこちら
http://www.mus-his.city.osaka.jp/news/2022/tenjigae/220921.html
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※詳細は上記サイトをご確認ください。
──いかに権勢を極めようと、絶世の美貌を備えようと、死して骸と化せば無意味となる──
仏道修行に、人の身体の不浄さを観想(ある特定の事柄に心を集中して、迷いを除こうとする行為)し、欲望を絶って悟りに近づく「不浄観」というものがあります。
その手法の一つ「九相(想)観」は、人の屍が土に還る様子を九つの段階に分けて観想することで、現世への執着を絶つものです。そして、九相を描いた「九相図」、それに漢詩・和歌を添えた「九相詩絵巻」が中世に成立し、近世には版本として人々に広まります。
今回は、大念仏寺蔵「九相詩絵巻」を展示します。中世末期の絵画資料としても価値の高い本品を通して、現代まで通じるテーマを考えます。