仙台文学館:企画展 高山樗牛と土井晩翠「瞑想の松」物語(2022年1月15日(土)~3月21日(月・祝))

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展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.sendai-lit.jp/5597
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※詳細は上記サイトをご確認ください。


みなさんは「瞑想の松」をご存じでしょうか。「瞑想の松」は、仙台市の小松島にある東北医科薬科大学構内の、樹齢620年以上のクロマツの古木です。この松は「天神山の一本松」と伝えられていましたが、いつしか「高山樗牛 瞑想の松*」と呼ばれるようになりました。なぜこのように称されるようになったのか。そこには二人の文学者、高山樗牛と土井晩翠が関係していました。本展では二人の交流を辿りながら、その不思議をひも解きます。
*「冥想」の字も使用されます。


会 期:2022年1月15日(土)~3月21日(月・祝)
会 場:仙台文学館 企画展示室
休館日:月曜日(3月21日は開館)、祝・休日の翌日(2月12日は開館)、第4木曜日
開館時間:9:00~17:00(入室は16:30まで)
観覧料:一般580円 高校生230円 小・中学生110円
主 催:仙台文学館
協 力:高山家 鶴岡市教育委員会 こおりやま文学の森資料館 東北医科薬科大学 東北大学史料館 宮城県図書館 風の時編集部 仙台市歴史民俗資料館


◆同時開催 怪談作家・杉村顕道 その生涯と交友
杉村顕道(すぎむらけんどう) 1904(明治37)年~1999(平成11)年 東京生まれ
杉村は、明治学院と國學院大學で学んだあと、長野や樺太で教鞭を執り、『信州の口碑と伝説』『信州百物語』『樺太風土記』を出版。1938(昭和13)年から仙台市に居を構えます。栴檀(せんだん)中学(現・東北福祉大学)などに勤務しながら執筆を続け、『彩雨亭鬼談 箱根から来た男』などの怪談や、数多くの句集、地域史や漢学に関する著書を世に出しています。1964年(昭和39)年には宮城県芸術協会創立に尽力しました。今回の展示では、遺族から寄贈された顕道の著作や、その幅広い交友を示す文学者や文人の書画、書簡などをご紹介します。宮城の地に根を下ろし活動を続けた、杉村顕道という人物をぜひ知ってください。