九州大学大学院芸術工学研究院:第18回デザイン基礎学セミナー『文学の「もの」・「もの」の文学―菅原道真の美学を求めて―』(2021年1月28日(木)16:30〜18:30、Zoom)※要申し込み

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.design.kyushu-u.ac.jp/topics/8908/
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※申し込みは上記サイトをご確認ください。


九州大学大学院芸術工学研究院は、デザインの体系化を目的としデザイン学の基礎論に取り組んでいます。この度,1月28日(木)午後16:30から, デザイン基礎学セミナー第18回を開催いたします.
今回は『文学の「もの」・「もの」の文学〜菅原道真の美学を求めて』と題して,ライデン大学講師のニールス・ファン・デル・サルム(西洋古典学/日本学)さんにお話を伺います.


[日時] 2021年1月28日(木) 16:00 開場 16:30 開演(日本時間)
[会場] オンライン (Zoom)
[参加料] 無料
[登壇者] ニールス・ファン・デル・サルム(ライデン大学講師:西洋古典学/日本学)

[概要]
「文学」は,写本・印刷・肉声と様々な形を媒体とするためか,それとも複写可能な作品から形成されているためか,近代以降広く他の芸術とは本質的に異なる「無形」の芸術と定義されてきました.しかし近年,日本文学を始め文学研究において文学作品も有形の「もの」として扱う傾向が目を引きます.本講演では,このような方法論からヒントを得て前近代の文学作品に焦点を当てながら,特に菅原道真の漢詩文に集中して(前)近代の美学の変遷を追求し,このような比較研究をとおして我々現代人が抱いている美感覚,とりわけオリジナリティの必然性や作品の内面性を問題にしたいと思います.

★オンライン開催となりますので, 飲み物片手にお気軽にご参加ください.
★なお,講演は日本語で行われます.

[主催]
九州大学大学院芸術工学研究院

[共催]
芸術工学部未来構想デザインコース