文京区立森鴎外記念館:特別展「鴎外、最後の4年間―帝室博物館総長兼図書頭・森林太郎」(2025年10月11日(土)~2026年1月12日(月・祝))【講演会】①「帝室博物館総長森鴎外と正倉院」10月25日(土)※申込終了 ②「歴史を記録する鴎外」11月22日(土)③「一学徒としての帝室博物館総長兼図書頭・鴎外」12月13日(土)、各日14時~15時30分 ※要申し込み

展覧会・講演会情報です。
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https://moriogai-kinenkan.jp/modules/event/?smode=Daily&action=View&event_id=0000002401&caldate=2025-10-13
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※詳細は上記サイトをご確認ください。
明治・大正の文学者として知られる森鴎外(本名・森林太郎、1862-1922)は、軍医の最高位である陸軍軍医総監まで務め、1916(大正5)年4月に退任します。ところが、退任から時を経ずして1917(大正6)年12月、鴎外は宮内省の帝室博物館総長兼図書頭に任命されました。
帝室博物館と図書寮の二つの組織の責任者となった鴎外は、上野の東京帝室博物館(現・東京国立博物館)と当時は三年町(現・千代田区霞が関)にあった宮内省図書寮に勤務しました。鴎外は、帝室博物館総長として展示品の時代別陳列、研究紀要の発刊など、同館の運営改善に精力的に取り組みます。また、毎年秋には正倉院の曝涼(虫干し)にも立ち会いました。同時に図書頭としては、皇統譜登録や『天皇皇族実録』の編修、図書寮で保管される古文書や公文書類の管理などに努めました。
本展では、帝室博物館総長兼図書頭就任から1922(大正11)年7月に在任のまま没するまでの足跡を、宮内庁宮内公文書館が所蔵する宮内省の公文書類と、文京区立森鴎外記念館が所蔵する原稿・書簡・遺品などから紹介します。官僚そして文学者として生涯を歩んだ鴎外の最後の4年間をご覧ください。
会期:10月11日(土)~2026年1月12日(月・祝)
会場:文京区立森鴎外記念館 展示室1、2
観覧料:一般600円
宮内庁宮内公文書館・文京区立森鴎外記念館共催
出品協力:森鴎外記念館(津和野町)、東京大学総合図書館
◆展覧会関連イベント
●展示関連講演会
会場はいずれも当館2階講座室、定員50名(事前申込制)です。
①「帝室博物館総長森鴎外と正倉院」
講師:田良島 哲 氏(東京文化財研究所客員研究員)
日時:2025年10月25日(土)14時~15時30分
料金:無料(参加票と本展覧会観覧券(半券可)が必要)
申込締切:10月14日(火)必着
※募集は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。
②「歴史を記録する鴎外」
講師:村上 祐紀 氏(拓殖大学教授)
日時:2025年11月22日(土)14時~15時30分
料金:無料(参加票と本展覧会観覧券(半券可)が必要)
申込締切:11月7日(金)必着
③「一学徒としての帝室博物館総長兼図書頭・鴎外」
講師:須田 喜代次 氏(大妻女子大学名誉教授、森鴎外記念館(津和野町)館長)
日時:2025年12月13日(土)14時~15時30分
料金:無料(参加票と本展覧会観覧券(半券可)が必要)
申込締切:11月28日(金)必着