小松和彦監修・木場貴俊編 怪異・妖怪学コレクション2『歴史のなかの怪異・妖怪』(河出書房新社)

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河出書房新社 編集部さまよりいただきました。
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公式サイトはこちら。
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309714820/

小松和彦監修・木場貴俊編 怪異・妖怪学コレクション2『歴史のなかの怪異・妖怪』

価格(税込):3520円
発行日:2025年05月30日
四六判・並製・392頁
ISBN:978-4-309-71482-0

【内容】
怪異・妖怪研究は今世紀に入っても大きな進展を遂げている。2000年以降発表のものを中心に、今後の研究に不可欠な重要論考を精選。歴史(古代~近代)を対象にした研究を扱う第2巻。

時代とともに変容する怪異・妖怪文化、史料が語るものとは......
古代から近代、人間はいかにそれを記録してきたか――?
これからの研究に不可欠な論考を集成した特選アンソロジー!

【目次】
総論 歴史のなかの怪異・妖怪(木場貴俊)

Ⅰ 古代
モノノケ・モノノサトシ・物恠・恠異――憑霊と怪異現象とにかかわる語誌(森正人)
災害・怪異と天皇(山下克明)
平安時代の「フシギ」革命(榎村寛之)
怨霊の思想(山田雄司)

Ⅱ 中世
怪異学研究序説(西山克)
天狗――"魔"の精神史(阿部泰郎)
能の幽霊・考(南本有紀)

Ⅲ 近世
怪異との共棲――『宿直草』に萌すもの(堤邦彦)
鍋島猫騒動――御家騒動の物語化と怪異性(高野信治)
江戸文化の中の「妖怪」(木場貴俊)
蜘蛛塚考(村上紀夫)
鳥山石燕『百鬼夜行』考(横山泰子)

Ⅳ 近代
妖怪の出没する場所と時代(佐々木高弘)
怪談の近代(一柳廣孝)

解題(木場貴俊)