DH国際ワークショップ「仏典のAI自動翻訳の最先端:専用LLMの開発とそれを巡る人文学研究者のキャリア形成」(2025年6月13日(金)10:45-13:30、應義塾大学三田キャンパス 東館G-lab+オンライン)

https://kemco.keio.ac.jp/all-post/20250613/
大規模言語モデル(LLM)の開発が各地で推進される中で、歴史的に多言語のテキストとして形成されてきた仏典については、機械翻訳の精度が高まることに期待する向きも多い。本ワークショップでは、カリフォルニア大学バークレー校AI研究室の豊富な計算機資源を投入してこの課題に正面から取り組むDharmamitraプロジェクトで開発者をつとめ、様々な利便性の高いツールをリリースしている研究者、Sebastian Nehrdich氏により、その最新の動向と、利便性の高い各種ツールの使い方の解説が提供される。
これに加えて、本ワークショップでは、仏教研究者としてキャリアを始めたNehrdich氏がこのような実践的な研究活動にシフトしたきっかけや動機についてもおうかがいする。仏教学のみならず人文学全般における若手研究者の方々、あるいは若手研究者の今後について考える方々にとって、何らかのヒントになることを期待したい。
日付:2025年6月13日(金)10:45-13:30
場所:
1.應義塾大学三田キャンパス 東館G-lab(対面・50人)
東京都港区三田2-15-45 慶應義塾大学東館6階(キャンパスマップ 13番の建物)
2.オンライン(200人)
参加方法:会場参加・オンライン参加ともに、下記ウェブサイトより参加登録をお願いいたします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScQZhP5RvqlZJWgYed_ct0BWsUlSfOHgQ0WxWRrq-El891q8w/viewform
費用:無料
プログラム(暫定版)
10:45-11:00 開会挨拶
永崎研宣(慶應義塾大学)
11:00-12:00 レクチャー1
Sebastian Nehrdich
「安慧からDharmamitraへ:仏教文献学の新時代のためのデジタルツールの開発」
"From Sthiramati to Dharmamitra: Developing Digital Tools for a New Age of Philological Buddhist Studies"
12:15-12:50 レクチャー2+ハンズオン
Sebastian Nehrdich
「文献研究のための様々なMITRAツールの実践的活用」
"Practical Application of the Various MITRA Tools for Philological Research"
13:00-13:30 ハンズオン+質疑応答
Sebastian Nehrdich
共催:科研費特別推進研究「デジタル研究基盤としての令和大蔵経の編纂―次世代人文学の研究基盤構築モデルの提示(JP25H00001)」 / 人文学・社会科学のDX化に向けた研究開発推進事業・研究基盤ハブ
後援:慶應義塾大学文学部図書館・情報学専攻 / 慶應義塾ミュージアム・コモンズ / 科研費基盤研究(B)「人文学の研究方法論に基づく日本の歴史的テキストのためのデータ構造化手法の開発(JP23K28385)」 / 一般財団法人人文情報学研究所