島根大学附属図書館:企画展示「戦争と平和を考える2025~戦争体験を語り継ぐモノたち~」(2025年7月8日(火)~9月25日(木))

展覧会情報です。
●公式サイトはこちら
https://www.lib.shimane-u.ac.jp/new/2025061800015/
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※詳細は上記サイトをご確認ください。
当館では2014年より定期的に「戦争と平和」に関する企画展を開催していますが、今年は戦後80年の節目の年でもあり、昨年日本被団協がノーベル平和賞を受賞したことや、昨今の世界情勢からも、今あらためて大学という場で、戦争と平和を考える場を設定したいと考え企画するものです。
◆長崎で原爆に遭いながらも負傷者の救助にあたった、三刀屋出身の医師・永井隆のサイン入り自著や、中国から帰還した元日本兵のその後を知ることができる山陰中帰連資料などを展示します。
◆戦前、国体に対する許しがたい思想だとして、批判を受けた憲法学者・美濃部達吉の「天皇機関説」。発禁処分となった美濃部の著書などを展示し、学問への禁圧からやがて戦争へと突き進んでいった時代を振り返ります。
◆当館所蔵の美濃部の著書に挟まった状態で偶然発見された一枚の紙片。それは、GHQから出された集会・デモ禁止の指示を、当時の国家警察隊長が本学教員へ通達した内容を記したメモでした。本展で初めて公開します。
◆戦争と平和に関する本学教員の教育・研究の成果や取り組みをはじめ、県内での平和への取り組みなどについても紹介します。
また、展示期間中、関連企画として戦争と平和に関するDVDの上映会の開催も予定しています。
多くの方のご来場をお待ちしています。
期 間: 2025(令和7)年7月8日(火)~9月25日(木)
時 間: 附属図書館の開館時間中
会 場: 島根大学附属図書館本館 1階展示室《地域コミュニティラボ》
〒690-8504 松江市西川津町1060
主 催: 島根大学附属図書館
協 力: 雲南市永井隆記念館、安来市加納美術館、高嶋 敏展(個人)、本学法文学部教員