昭和女子大学光葉博物館:新春展「江戸の出版文化」(2025年1月8日(水) ~ 2025年2月8日(土))

このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr

展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
https://museum.swu.ac.jp/event/nid00008415.html
--------------------
※詳細は上記サイトをご確認ください。

新春展「江戸の出版文化」
2025.01.08

2025.02.08
 本展では、江戸の発展とともに活況を呈した出版文化について、版元 蔦屋重三郎(1750~97)の活動を軸に取り上げます。
 
 重三郎は吉原出身で、その地のガイドブック『吉原細見』の小売から事業をスタートさせますが、後には出版権を独占するに至ります。吉原での人脈を生かした商売で事業を拡大していき、天明3年(1783)には日本橋通油町に店舗を構えるまでになります。
 吉原を介して交流を深めた大田南畝、朋誠堂喜三二、山東京伝などによる黄表紙、洒落本、若き喜多川歌麿を抜擢した絵入り狂歌絵本、無名の浮世絵師 東洲斎写楽を起用した役者大首絵など、彼の企画は常に江戸の人々の注目を集めました。

 蔦屋重三郎の起業家精神に学びつつ、出版物に込められた多彩な発想を楽しんでいただければと思います。

 なお、この展覧会では本学プロジェクトメンバーの学生が、重三郎と関わりのあった文化人の解説作成等を行いました。こちらも併せてお楽しみください。

新春展「江戸の出版文化」
2025.1/8㊌~ 2025.2/8㊏
【開館時間】10:00~17:00
【休館日】日曜日・祝日および
     1/18㊏・22㊌・25㊏、2/4㊋
【入場料】無料 ※事前予約不要