町田市立国際版画美術館:「『月映』とその時代 ―1910年代日本の創作版画」(2025年1月5日(日)~3月9日(日)、町田市立国際版画美術館 常設展示室)
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https://hanga-museum.jp/exhibition/index/2025-567
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『月映』とその時代 ―1910年代日本の創作版画
1914年、東京美術学校(現・東京藝術大学)の学生であった恩地孝四郎(おんち こうしろう、1891-1955)、田中恭吉(たなか きょうきち、1892-1915)、藤森静雄(ふじもり しずお、1891-1943)の三人が、『夢二画集』や『白樺』の出版社でもあった洛陽堂から版画誌『月映』(つくはえ)を公刊し、1915年にかけて全7号を発行しました。事前に、三人がそれぞれ一冊ずつ所有する同名冊子の私輯版を6号制作した後のことでした。
『月映』は版画家を志す青年が内なる感情を表出した、大正期特有の生命表現が見られる版画誌です。しばらく幻の冊子のように見られていましたが、1970年代に文芸雑誌や美術雑誌が特集し、東京国立近代美術館が「恩地孝四郎と「月映」」展を開催したことなどによって、その存在や作品が一気に注目されるようになります。
本特集展示は、町田市立国際版画美術館が所蔵する公刊第3号、5号、6号、7号のなかから一部の作品を選んで展示し、発刊から110年を迎えた『月映』の表現を紹介します。また、『月映』の版画と共鳴する同時代の創作版画も展示して、生命観を表わすことを志向した1910年代の表現世界をご覧いただきます。
展覧会情報
展覧会名 『月映』とその時代 ―1910年代日本の創作版画
会期 2025年1月5日(日)~3月9日(日)
休館日 月曜休館
※ただし1/13(月・祝日)、2/24(月・振替休日)は開館し、翌火曜日は休館
開館時間 火 ~ 金:午前10時~午後5時
土・日・祝:午前10時~午後5時30分
※入場は閉場時刻の30分前まで
会場 町田市立国際版画美術館 常設展示室
観覧料 入場無料