国文学研究資料館、たましん美術館:共催展示「源氏物語の新世界ー明け暮れ書き読みいとなみおはすー」(2025年1月11日(土)~2025年3月16日(日)、たましん美術館)

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展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.nijl.ac.jp/event/exhibition/2025/01/post-88.html
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※詳細は上記サイトをご確認ください。

展示名:「源氏物語の新世界ー明け暮れ書き読みいとなみおはすー」

会期:2025年1月11日(土)~2025年3月16日(日)
場所:たましん美術館(東京都立川市緑町3-4)
利用時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時半まで)
休館日:月曜日
1月13日(月・祝)は開館し、翌14日(火)を休館、2月24日(月・休)は開館し、翌25日(火)を休館とする。
主催:国文学研究資料館、たましん美術館
入観料:一般500円、高校生・大学生300円 次の該当者は無料
中学生以下、障がい者手帳をお持ちの方および付き添いの方(ただし1人につき1人まで、障害者手帳アプリ「ミライロID」利用可能)、多摩らいふ倶楽部会員(本人とお連れの方1人まで)、シニア・スクエア会員(本人とお連れの方1人まで) 

紫式部によって執筆された『源氏物語』は、雅な王朝文化華やかなりし頃の宮廷貴族の人間模様、感情の交錯を描く物語として、千年の時を経てもなお色あせぬ輝きを放っています。今日にいたるまでに『源氏物語』は、写本として書き継がれ、あるいは版本として刊行され、そして翻案作品が次々と生み出されました。また、見て楽しむ絵画をはじめ、文学というジャンルを超えた幅広い分野での創作のモチーフにもなりました。
古典でありながら、時代の移り変わりとともに自在にそのかたちを変え、新たな輝きの「場」を拓いてきた『源氏物語』。作品中では、登場人物である玉鬘が、物語に夢中になり「明け暮れ書き読みいとなみおはす」――つまり、朝から晩まで熱心に物語を書き写したり読みふけったりして過ごしたという情景が描かれますが、このことは『源氏物語』が時代を超えて多くの人々によって書かれ、読まれ、親しまれてきた歴史と重なります。
本展では、『源氏物語』がその強靭な生命力をもって歩んできた歴史を、国文学研究資料館の所蔵する写本や版本、絵入り本、画帖や絵巻、屏風や掛け軸などの貴重な資料とともにたどっていきます。また2名の若きアーティストが、1年以上をかけて国文学研究資料館の研究者と『源氏物語』を題材としたワークショップを重ね、その中でそれぞれがインスピレーションを受け創作した美術作品を展示します。会期中には、国文学研究資料館の研究者によるギャラリートークをはじめとした関連イベントも開催します。
様々な時代の要請にこたえ、人々の娯楽の対象や創造の源としてしなやかに変容を繰り返してきた『源氏物語』の姿をたどる本展が、今を生きる私たちそれぞれにとっての『源氏物語』を探るきっかけとなれば幸いです。