早稲田大学演劇映像学連携研究拠点・国立映画アーカイブ共催「映画と義太夫――旧劇映画の声と音」(2024年05月07日(火)18:30~20:30、早稲田大学小野記念講堂)※要申込

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公式サイト・お申し込みはこちら。
https://prj-kyodo-enpaku.w.waseda.jp/activity/2024_0507.html

◆日時 2024年05月07日(火)18:30~20:30
◆会場 早稲田大学小野記念講堂
◆定員 200名
 ※事前予約制、定員を超えた場合は抽選
◆参加無料
◆上映作品 
「旧劇 太功記十段目 尼ヶ崎の場」[弁士説明版](20分、白黒)、 *NFAJ所蔵 1908(Mパテー商会)(出)市川左喜次、中村歌扇、中村歌江(弁士) 大蔵貢
「朝顔日記」(11分、白黒)1909(Mパテー商会)(出)中村歌扇、中村歌江 *演劇博物館所蔵
◆申込期間 2024年04月10日(水)16:00~04月29日(月)23:59

企画概要
 サイレント時代の日本では弁士の語りだけでなく多彩な声の文化が映画上映を演出していました。演劇映像学連携研究拠点は2018年度以来、演劇博物館所蔵のサイレント映画を用い、かつての多彩な上映スタイルを「再現」する試みをおこなっています。2024年度には義太夫入りの上映に光を当てます。
 この催しは、演劇博物館所蔵の『朝顔日記』といった「旧劇映画」の義太夫入り上映を実現するための考証プロセスをワークショップとして公開するものです。参考上映として、弁士出身の新東宝元社長・大蔵貢が1962年におこなった義太夫上映の収録音声を、国立映画アーカイブが所蔵フィルムに合成した『旧劇 太功記十段目 尼ヶ崎の場』を鑑賞します。調査報告やこれらの上映を手掛かりとして、どのような課題や可能性があるのか、義太夫三味線演奏者の鶴澤津賀寿氏を招いて検討します。
 なお、本イベントにおける鶴澤津賀寿氏の演奏はありません。

登壇者
柴田 康太郎(早稲田大学総合人文科研究センター次席研究員)
冨田 美香(国立映画アーカイブ主任研究員)
鶴澤 津賀寿(義太夫節三味線演奏家)
児玉 竜一(早稲田大学文学学術院教授、同演劇博物館長)
※登壇順、敬称略


プログラム
18:30 開会の挨拶、趣旨説明

【第一部】
 18:35-18:50 サイレント時代の映画館と義太夫:九島資料を手掛かりに(柴田 康太郎)
 18:50-18:55 作品解説(児玉 竜一)
 18:55-19:05 上映:『朝顔日記』(約10分、無音上映)

19:05-19:15 休憩

【第二部】
 19:15-19:30 資料から見る"義太夫出語り"旧劇映画の魅力(冨田 美香)
 19:30-19:50 上映:『旧劇 太功記十段目 尼ヶ崎の場』[弁士説明版](約20分)
 19:50-20:30 トーク:鶴澤 津賀寿 + 児玉 竜一

20:30 閉会の挨拶、終了