大橋崇行『黄金舞踏 俳優・山川浦路の青春』(潮出版社)

このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr

大橋崇行さまよりいただきました。

黄金.png

2024年1月5日発行
304頁
定価1,100円

日本の近代演劇草創期に女優として活躍した
山川浦路(やまかわ・うらじ)を主人公とする歴史小説。
日本人離れした体格と美貌とによって女優として高い評価を受けた山川浦路は、
映画『バグダッドの盗賊』で知られる夫・上山草人(かみやま・そうじん)とともに
活躍し、アメリカに渡って波瀾万丈の非常に魅力的な人生を送ったといわれる。
また、浦路と草人の結婚の際、仲人が後に内閣総理大臣となる
犬養毅(いぬかい・つよし)であり、女優になることをめぐって浦路が
乃木希典(のぎ・まれすけ)と対峙しているほか、谷崎潤一郎、森鷗外などをはじめ
歴史上の著名な人物が次々に浦路の人生にはかかわっていく。
今まであまり知られていなかった歴史の一側面についても
垣間見ることができる魅力のあふれる著者渾身の小説!