三鷹市山本有三記念館:企画展「有三の描いた武士たち-深化する作家の人生観-」同時開催「君たちはどう生きるか-山本有三と吉野源三郎の交流-」(2023年9月16日(土)~ 2024年3月10日(日))
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●公式サイトはこちら
https://mitaka-sportsandculture.or.jp/yuzo/event/20230916/
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※詳細は上記サイトをご確認ください。
2023年9月16日(土) ~ 2024年3月10日(日) 9:30~17:00
会場:三鷹市山本有三記念館
入館料:一般300円
山本有三は、「坂崎出羽守」(大正10年)、「同志の人びと」(大正12年)、「嘉門と七郎右衛門」(大正15年)、「西郷と大久保」(昭和2年)、「ふしゃくしんみょう」(昭和9年)といった歴史上の武士を題材とした作品を数多く執筆しています。歴史を題材とするにあたっては、史実との整合性よりも人間性の表現を重要視し、苦境に立たされた武士たちの葛藤を自分自身の問題として捉えることで、彼らを単なる故事の登場人物としてではなく、生きた人間として描き出しました。
このたびの企画展では、有三が自分自身を投影させ、「万人に通ずる人間性」*を持つ人物として描いたという「坂崎出羽守」を皮切りに、有三作品の武士たちを年代順に取り上げます。
有三の筆によって鮮やかに描き出された武士(もののふ)たちを通して、彼等に付与された人間性、ひいては作家自身の人生観の深化を、お確かめください。
●同時開催●
「君たちはどう生きるか -山本有三と吉野源三郎の交流-」
漫画化や映画化などで話題となった「君たちはどう生きるか」は、山本有三が総編集を務めた全16巻の児童教養書シリーズ『日本少国民文庫』(新潮社/昭和10~12年)のうちの一冊です。著者の吉野源三郎は、有三に才能を見込まれ、同文庫の編集主任に抜擢されました。
新企画展の会期(2023年9月16日~2024年3月10日)にあわせ、記念館2階の展示室Eにて『日本少国民文庫』の初版本や書簡等、有三と吉野の交流を示す資料を展示しています。