神奈川近代文学館:企画展「『おまけ』と『ふろく』展 子どもの夢の小宇宙」(2023年7月29日(土)~9月24日(日))

このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr

展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.kanabun.or.jp/exhibition/18462/

--------------------

※詳細は上記サイトをご確認ください。


 お菓子のおまけと雑誌のふろくは、子どもにとって身近でささやかな宝物です。グリコ(1922年〈大正11〉発売)のおもちゃは現在まで続く代表的なお菓子のおまけとなりました。一方、明治の半ばに創刊した幼年雑誌には紙の組立おもちゃが付き、ふろくと呼ばれるようになります。おまけとふろくには流行がいち早く取り込まれ、少年少女の夢と憧れをかきたてました。昭和の初め、「少年倶楽部」の大型組立ふろくと中原淳一の手がけた優美で繊細な「少女の友」のふろくが支持されますが、戦時下の統制でおまけもふろくも姿を消します。戦後は野球カードや「カバヤ文庫」、仮面ライダーカードなどのおまけ、別冊の漫画や探偵グッズなどのふろくが登場。その後も子どもの心を捉えるユニークな仕掛けや人気キャラクターを配したおまけとふろくが生まれています。本展ではおまけとふろくを通して、少年少女を取り巻く世相の変遷をたどります。

※同時開催
常設展「文学の森へ 神奈川と作家たち 第1部 夏目漱石から萩原朔太郎まで」


【会期】
2023年7月29日(土)~9月24日(日)
休館日:月曜日(9月18日は開館)
【開館時間】
午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)
【会場】
神奈川近代文学館第2展示室
【観覧料】
一般500円