早稲田大学演劇博物館:特別展「演劇の確信犯 佐藤信」(2023年5月6日(土)~2023年8月6日(日))
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●公式サイトはこちら
https://www.waseda.jp/enpaku/ex/17861/
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※詳細は上記サイトをご確認ください。
演劇の確信犯にして永遠の不満分子ーー佐藤信は自分自身をこう呼ぶ。佐藤は1960年代末に演劇センター68を結成。「運動としての演劇」というテーゼを掲げ、黒色テントによる旅公演を開始した。時に、それは闘いを伴う旅だった。『阿部定の犬』の沖縄公演を巡る裁判闘争をきっかけに、佐藤たちは意識的に公有地を使用してテント公演を行う「公有地闘争」を展開。この経験は、その後、設立と運営に携わった、世田谷パブリックシアターや座・高円寺など数々の劇場の構想に大きな影響を与えた。また、半世紀以上に渡って、演出家として手がけた作品は演劇のみならず、オペラやレヴュー、舞踊など多岐に渡る。さらに佐藤は戦後、緊張関係にあったアジア諸国と共同制作などの交流を積極的に行い、現在もアートセンター若葉町ウォーフを拠点に若手アーティスト同士を繋ぐネットワークを築いている。本展は、佐藤家から寄贈された学生時代のノートや手稿、黒テント作品の上演台本、貴重な舞台映像を通して、佐藤信という今日の舞台創造環境に多大なる影響を与えた演劇人が歩んだ創作の軌跡を辿る。演劇の確信犯、佐藤信は何を問い、どのような未来を思い描いているだろうか。
佐藤信を特集する展示としては本邦初となる本企画にぜひ足をお運びいただきたい。
会期:2023年5月6日(土)~2023年8月6日(日)
開館時間:10:00-17:00(火・金曜日は19:00まで)
休館日:5月10日(水)、 6月7日(水)、 6月21日(水)、 7月5日(水)、 7月17日(月)、 7月19日(水)
会場:早稲田大学演劇博物館 1階 特別展示室
入館無料
主催:早稲田大学演劇博物館・演劇映像学連携研究拠点