國學院大學博物館:春の特別列品「國學院大學図書館の名品~神の新たな物語―熊野と八幡の縁起~」(令和2年3月20日(金祝)~5月10日(日))

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展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
http://museum.kokugakuin.ac.jp/special_exhibition/detail/2020_spring.html

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春の特別列品
「國學院大學図書館の名品~神の新たな物語―熊野と八幡の縁起~」

会期:令和2(2020)年3月20日(金・祝)~5月10日(日)
午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
入館料 無料


神社・寺院の由来や、神仏の不思議な力である霊験を語る物語を縁起と呼びます。これらは、社寺や人々の信仰に根ざしたものでした。
中世には、時代の潮流・信仰を基盤として、古代の神話に描かれる天照大神や素盞嗚尊、当時、信仰圏を広げていた熊野や八幡の神々の新たな物語・ 神話が作り出されていきました。それらは文学や芸能にも影響を与えています。
このような〝新たな神々の物語〞は、本学教授をつとめた神道史学者の西田長男(1909~1981)、本学出身で角川書店を興した国文学者の角川源義(1917~1975)らによっても研究が進められています。
本展では、國學院大學図書館が所蔵する熊野の神々や八幡神(応神天皇)とその母・神功皇后をめぐる縁起絵巻の数々を展示し、物語から中世の神々の姿を見ていきたいと思います。


主な展示資料
・『竹取物語絵巻』(小絵)[元禄頃]
・『熊野縁起』[江戸時代前期]
・『八幡の本地』[寛文・延宝頃]
・『蟻通明神のえんぎ』[江戸時代前期]
・河野本『神道集』(河野省三博士記念文庫)[江戸時代中期]
・屋代本『平家物語』巻11[室町時代中後期]