永青文庫:秋季展・細川家伝来・江戸の唐絵、特別展示・修理完成披露 黄庭堅「伏波神祠詩巻」(重要文化財)【記念講演会・板倉聖哲氏(本展監修者・東京大学東洋文化研究所教授)11月16日(土)13時半~ ※要申し込み】(2019年10月19日(土)~12月8日(日))

このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr

展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
http://www.eiseibunko.com/
--------------------

※記念講演会の申し込みは、上記公式サイトをご確認ください。


会期: 2019年10月19日(土)~12月8日(日)
前期:10月19日(土)~11月10日(日)
後期:11月12日(火)~12月8日(日)
※前・後期で展示替をいたします


日本では古来、中国美術より多くの刺激を受けてきました。江戸時代にも、隠元が開山した萬福寺(京都府)が新しい文化のセンターとなり、江戸時代の画壇は沈南蘋ら来日した清時代の画家の作品から大きな影響を受けました。

熊本藩細川家8代藩主の斉茲(なりしげ)(1759~1835)は、国許の御抱絵師だけでなく江戸画壇の絵師にも絵画を制作させ、自らも絵を描くような美術趣味の強い大名でした。さらに明・清の中国絵画を積極的に収集したと考えられ、その収集作品の一部がいまも永青文庫に伝えられていることは、19世紀の大名家の絵画嗜好を探る上で貴重な事例です。

本展では、斉茲の生誕260年に合わせ、永青文庫所蔵の中国絵画を展示します。江戸時代後期の大名家が求めた大幅の「唐絵」の数々をご覧ください。

また昨年、永青文庫所蔵の黄庭堅「伏波神祠詩巻」(重要文化財)が、国・東京都・文京区の助成を得て3年にわたる修理を終え、美しくよみがえりました。この修理完成を記念し、前期(10月19日~11月10日)限定でお披露目いたします。


■ 記念講演会「細川家伝来・江戸の唐絵」

日 時
2019年11月16日(土)13:30~15:00(受付開始13:00~)

講 師 板倉聖哲氏(本展監修者・東京大学東洋文化研究所教授)
会 場 日本女子大学 新泉山館(東京都文京区目白台1-19-10)
定 員 60人(先着順、定員に達し次第受付を終了。)
参加費 1,000円(友の会会員・学生500円)※税込、当日現金でお支払いください。
申込方法 10月26日(土)午前10:00より電話にて受付