異類の会(第92回)・中山恵那氏「お伽草子を中心とした鼠の擬人化」(2019年5月25日(土)14:00、武蔵大学3号館2階3201教室(院生GS))

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日時:5月25日(土)14:00
会場:武蔵大学3号館2階3201教室(院生GS)
   ※最寄り駅=西武池袋線江古田駅/西武有楽町線新桜台駅/都営大江戸線新江古田駅

発表者:中山恵那氏
タイトル:お伽草子を中心とした鼠の擬人化

【要旨:
鼠は、人間にとって古くから身近な存在であり数多くの物語や絵画に登場している。また、それらの作品に登場する鼠は、時に害獣であったり縁起の良い存在であったりと様々な面で捉えられており、示すべき面によって異なる表現がとられる。
『鼠草子』、『弥兵衛鼠』、『かくれ里』等、お伽草子には擬人化された鼠が多く登場し、場面や役割によって描き分けがなされている。それらの色や形態などの表現に着目し、人間や鼠以外の擬人化された動物と比較しつつ鼠が擬人化される際の特徴を分析する。また、擬人化と本来の姿の別については文章で詳細に記述される事が少なく挿絵のみに表現される事が多いので、文章と挿絵の齎す効果がいかなるものかという事について考える。】