第152回鶴見大学図書館貴重書展 日本近世文学会開催記念展示 『近世の出版と写本の文化』(2019年5月25日(土)~6月10日(月)、鶴見大学図書館1階エントランス)
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●公式サイトはこちら
http://blog.tsurumi-u.ac.jp/library/2019/05/post-0ffb.html
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第152回鶴見大学図書館貴重書展
日本近世文学会開催記念展示
『近世の出版と写本の文化』
展示期間:5月25日(土)~6月10日(月)
展示場所:鶴見大学図書館1階エントランス
開催時間:平日:8時50分~21時00分/土曜:8時50分~18時00分/日曜:閉館
※6月9日(日)は日本近世文学会大会開催に合わせ、展示のみ催行(9時30分~16時30分)。
【【ご挨拶】
このたび本学で日本近世文学会が開催されることを記念して、江戸時代の出版と写本の文化に焦点を当てた展示を企画いたしました。江戸時代に華ひらいた出版文化は、人々の娯楽や学芸などの営みに少なからぬ影響を与えましたが、一方で写本の営為も、書物文化のなかで大きな位置づけを占めていました。
そこで、本展示では9つのテーマのもと、江戸時代初期から幕末明治にかけて書写・刊行された典籍を取り上げました。展示品からは、素朴な色刷りから華やかな多色刷りへの変化、趣ある活字から精巧な彫りへの技術的変遷、時期や分野ごとに異なる魅力を放つ造本の美、あるいは名家による流麗な筆致や即興の書の持つ力などが感じられ、前近代の豊穣な書物文化の世界を垣間見ることができます。
また、鶴見大学図書館には、古今東西の貴重書が1万点以上収蔵されていますが、これらの蔵書は、本学教職員が心血を注ぎ歳月をかけて収集してきたものです。先達によって集積された古典籍は、研究のみならず、広く教育や社会貢献の場にも活用されてきました。定期的に開催している貴重書展もその活動の一環です。
この展示を通して、一人でも多くの方に、幾星霜を経て本学に所蔵されるに至った古典籍それ自体が醸し出す魅力を、肌で感じていただくことができれば幸いです。
第152回貴重書展担当者一同】