國學院大學博物館 企画展「吉田家 神道と典籍を伝えた家~國學院大學図書館所蔵吉田家旧蔵資料~」(平成30(2018)年3月3日(土)~4月15日(日))

このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr

展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
http://museum.kokugakuin.ac.jp/special_exhibition/detail/2017_yoshida.html

--------------------

【吉田兼倶(1435-1511)によって大成された「吉田神道」(唯一神道、卜部神道)は、室町時代後期から江戸時代まで、神道界に対して大きな影響力を持っていました。
 吉田家は吉田社(京都:吉田神社)の神職を務めた卜部氏の一流で、平野家とともに『日本書紀』をはじめとする古典、神々や祭祀に関わる知識(神祇故実)に通じ、それらを継承する事を使命としていました。吉田神道は、その家業や家学を基礎に、儒教・仏教・道教などをも取り込んだ新たな神道であったといえます。
 吉田家が伝えてきた古典籍・古文書は昭和20 年代に分散してしまい、國學院大學図書館は、その一部を所蔵しています。本展では、その吉田家旧蔵の古文書、古典籍、絵画を中心に展示いたします。】

・会期 平成30(2018)年3月3日(土)~4月15日(日)
・会場 國學院大學博物館 企画展示室
・開館時間 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
・会期中休館日 3月12日(月)
・入館料 無料
・アクセス
國學院大學渋谷キャンパス
学術メディアセンター 地下1階 國學院大學博物館
http://museum.kokugakuin.ac.jp/access/

■ミュージアムトーク
連続ミニ講座
本展を文学、歴史学、神道の各分野から解説。
※無料・申込不要
各回13:30 ~ 14:00
◎時間になりましたら博物館ホールにお集まりください。

第1講 3月3日(土)  吉田家と吉田神道
岡田莊司〈本学神道文化学部教授〉
第2講 3月10日(土)  『日本書紀』注釈と吉田家
渡邉卓〈本学研究開発推進機構助教〉
第3講 3月17日(土) 天下人と吉田家
堀越祐一〈本学文学部兼任講師〉
第4講 3月24日(土) 奈良絵本の神々
針本正行〈本学文学部教授〉
第5講 4月7日(土)  吉田家の近世文書
根岸茂夫〈本学文学部教授〉
第6講 4月14日(土) 國學院大學と吉田神道研究
大東敬明〈本学研究開発推進機構准教授〉

主な展示資料
■ 従二位兼倶卿御影写
■ 三社託宣(後陽成天皇筆)
■ 三元表白(清原宣賢筆)
■ 古事記 上巻(梵舜筆)
■ 兼見卿記 別記[天正五年八年〈伊勢下向/ 多武峰下向〉](吉田兼見)
■ 豊臣秀吉朱印状(天正19〈1591〉年9月13日付)
■ 貸附帳(文久元〈1861〉年)
■ 神道史 室町時代之(宮地直一、昭和16〈1941〉年講義)
ほか