文学通信｜多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出す出版社

研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.dhii.jp/dh/tei20180224.html

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※申し込みは上記サイトをご確認ください。

【趣旨
　近年改めて注目を浴びつつあるデジタルアーカイブの利活用を促進するためには、そこに含まれる情報を如何にしてうまくデジタルな文字や文章として記述し共有するかが一つの大きな鍵になる。これに際して、TEIコンソーシアムでは、1987年から欧米において人文学テクスト資料向けの構造化のためのガイドラインを策定し、その都度の情報技術の進展や広がりにあわせて改訂を続けてきている。そして、昨年、ようやく東アジア／日本語分科会を設立し、欧米圏の外でのテクストの在り方を検討する場としての機能をも備えつつあるところである。

　しかしながら、このTEIコンソーシアムやそのガイドラインは、日本ではまだ十分に知られたものではなく、理解者も実践者も十分とは言えない状況にある。そこで、本セミナーでは、まずは入門編として、参加者の方々がTEIガイドラインに準拠したデータやツールを実際に利用しながら理解できるようになっていただくこと、それから、その発展版としての実践編セミナーを開催することで、その実際についてさらに具体的に知っていただき、理解を深めていただくことを目指す。そして、このことを通じて、人文学とデジタルアーカイブの双方がテクストデータを通じてどのようにして有機的な連携を形成し、さらなる活用につながっていくかを検討する一つのきっかけをご提供できれば幸いである。】

日時：2/24（土）
　10:15～13:00　TEI入門セミナー
　13:45～16:45　TEI実践セミナー
東京大学伊藤国際学術センター3階中会議室

入門セミナーの内容（予定）

TEIの歴史と概要
oXygen XML Editorの基本
手紙を試しにマークアップしてみる
諸事例の紹介
実践セミナーの内容（予定：入門セミナーに続けてご参加いただいても大丈夫です）
書誌情報を試しにマークアップしてみる（参考）
日本語資料のマークアップのためのカスタマイズ（参考）
名寄せとツール（参考）
校訂テクスト（校本）のマークアップの考え方とツール
ディスカッション（＋相談会）

講師：永崎研宣（一般財団法人人文情報学研究所主席研究員）

ご参加される際には、ご自身のノートパソコンを持ってきてください。iPadではうまく対応できないと思います。それから、 できればインターネット接続環境もご自身で用意していただけるとありがたいですが、なければこちらでも 多少ご用意します。（ただし回線数に限りがあります）

共催：
東京大学大学院人文社会系研究科人文情報学拠点
TEI協会東アジア／日本語分科会

後援：
一般財団法人人文情報学研究所