慶應義塾大学アート・センター「影どもの住む部屋--瀧口修造の書斎」(2018年1月22日 [月] ー 3月16日 [金])
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●公式サイトはこちら
http://www.art-c.keio.ac.jp/news-events/event-archive/the-shadow-in-a-marginalia-shuzo-takiguchis-room/
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日時
2018年1月22日 [月] ー 3月16日 [金](月曜〜金曜、11:00〜18:00)
場所
慶應義塾大学アート・スペース
〒108-8345 東京都港区三田2-15-45 慶應義塾大学三田キャンパス南別館1F
最寄駅:JR山手線・京浜東北線田町駅、地下鉄三田線三田駅、大江戸線赤羽橋
対象
どなたでもご参加いただけます
費用
入場無料
【これは「書斎」というべきものか。それこそ「影どもの住む部屋」というべきか。----瀧口修造「白紙の周辺」(『余白に書く』みすず書房、1966年)
瀧口修造(1903-1979)は詩人、美術批評家であると同時に、50年代にはタケミヤ画廊を中心に展覧会のオーガナイザーとしての活動を、60年代には造形的な実験を開始し、領域を横断する活動を実践した人物である。
本展は諸資料を通して瀧口の書斎を映し出す試みである。書斎とは、制作を行う場所であり、制作プロセスの中で様々な思考や記憶が縦横無尽に飛び交う場所すなわち「影ども」の住む部屋である。
瀧口が書斎で試みていた様々な資料群の布置の改変を写真を通じて見出すとともに、『余白に書く』という書物に着目し、その初出印刷物の展示において、書物へと結晶化する事前と事後の状態の比較を行う。つまり書斎写真を書斎に住まう「影ども」の映像の群れとして見ること、そして結晶化した『余白に書く』という書物を書斎の模型のひとつとして考え、その制作プロセスへと還元して見ることで、過ぎ去った書斎での出来事と瀧口の制作それ自体について考える試みである。】