芦屋市谷崎潤一郎記念館 春の特別展「暗闇の谷崎潤一郎~闇を愛した文豪」(2026年3月14日(土)~6月7日(日))
展覧会情報です。
●公式サイトはこちら
https://www.tanizakikan.com/history.html#spring
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※詳細は上記サイトをご確認ください。
【代表作「細雪」をはじめ、女性の美を追求した作家として知られる谷崎潤一郎。そんな彼はまた、「闇を愛した文豪」でもありました。
東京生まれで「西洋かぶれ」のモダンボーイだった谷崎でしたが、関東大震災を逃れ、移住してきた関西の文化・風土からの影響もあって、日本の伝統美に傾倒していきます。そうした中で、近代の明る過ぎる粗野な光に抗するように、伝統の「闇の美」が文豪の作品世界に浮上してきたのでした。一面でそれは、かつて谷崎の生い立ちを包み込むように息づいていた、郷愁の「江戸の闇」の美と重なり合うものでもありました。「盲目物語」・「春琴抄」・「陰翳礼讃」等は、そうした闇の美の世界を描いた傑作だったのです。
特別展では、初版本・自筆原稿・肉筆書簡・遺愛品等、多彩な資料を通して、文豪が愛した暗闇の世界とその展開の有り様を、背景ともなった美意識の転換とも絡めながら跡づけていきます。主な展示品は、「盲目物語」の生原稿を貼りめぐらし一望できるように仕立てられた「貼り混ぜ屏風」、漆塗りの装丁が美しい暗闇の世界を象徴的に浮かび上がらせる「春琴抄」初版本、「春琴抄」の世界観を文豪の伝統美への傾倒とともに映し出しだしてくれる谷崎愛用の三味線等。
文豪谷崎の暗闇の世界が、展示室に広がります。】













































































