東京大学史料編纂所:2025年度ワークショップ「写真の技法識別と取り扱い・保存」(2025年11月28日(金)・29日(土)・12月1日(月)・2日(火)、対面&一部オンライン)※要申し込み

研究会情報です。
●公式サイトはこちら
https://drive.google.com/file/d/1jHx7GSELK1CSLnhpzPhPvnmiChl_soh6/view
https://current.ndl.go.jp/car/257966
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※詳細は上記サイトをご確認ください。
2025年11月から12月にかけて、東京大学史料編纂所(東京都文京区)が、2025年度ワークショップ「写真の技法識別と取り扱い・保存」を開催します。
写真を収蔵する機関に所属する担当者に求められる基本的な知識・技能を養い、写真の整理・保存等の作業に従事するための能力向上を目指すとしています。
主なプログラムは次のとおりです。
●講義科目I(11月28日、オンライン、対面)
・「写真保存のための基礎―ワークショップの実習概要と目的」
白岩洋子氏(白岩修復工房)
・「モノとしての写真と写真史科学―史料編纂所古写真研究プロジェクトの活動から」
谷昭佳氏(東京大学史料編纂所技術専門員)
・「写真術の誕生と技法の変遷―その識別と保存の意義」
高橋則英氏(日本大学上席研究員)
・「デジタルカメラによる写真資料複写の実際」
高山さやか氏(東京大学史料編纂所技術専門職員)
・「写真の保存と活用―文化財行政の視点から」
地主智彦氏(文化庁文化財第一課主任文化財調査官)
・「フランス国立ギメ東洋美術館所蔵 日本関係古写真の活用と保存について」
Edouard De Saint-Ours氏(フランス国立ギメ東洋美術館学芸員)
●講義科目II(11月29日、対面)
・「カメラと写真印画の基礎知識」
桑田恵里氏(東京大学史料編纂所技術職員)
・「銀塩写真の実際 -撮影・現像・プリントについて」
谷昭佳氏、高山さやか氏
・「写真技法とその構造」
白岩洋子氏
・「写真の取り扱いと保存」
白岩洋子氏
●実技実習科目(12月1日、対面)
講師:白岩洋子氏
・実習1「写真の取り扱い」
・実習2-1「写真の材料・技法」
・実習2-2 グループワーク 写真の識別
●実技実習科目(12月2日、対面)
講師:白岩洋子氏
・実習3「状態調査:写真の脆弱性―劣化と損傷」
・実習4「ハウジング、マッティング(マウンティング)、包材材料」
・実習5「写真の保存環境・メンテナンス」
対象者は、博物館に勤務する学芸員等の専門職員、又は同様の職務に従事する人です(オンライン配信の講義科目Iは一般の人も受講可能)。定員は、実技実習科目が10人程度、講義科目Iのオンライン参加が50人程度です。参加費は無料ですが、事前の申込みが必要です。