早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)公開セミナー 村上春樹文学に出会う#3「山根由美恵 村上春樹アダプテーションの世界 ウクライナ映画「音の日記」について」(2023年7月21日(金)14:00〜15:00、2階ラボ)

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.waseda.jp/culture/wihl/other/4509

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※詳細は上記サイトをご確認ください。


「Дневник Звуков (ドニヴニーク ズブーコフ)」(「音の日記」)は2012年にウクライナで制作された短編映画(28分)です。耳の悪いいとこを男性主人公がバスに乗って病院に連れて行く物語であり、村上春樹「めくらやなぎと、眠る女」のアダプテーション映画と考えられますが、これまで研究対象となったことはありません。原作の「めくらやなぎ」の挿話(過去)を全て削除し、主人公といとこの交流のみに絞っているのが特徴です。

本講演では、完全オリジナル要素(僕といとこの関係)と、原作を基にしながらオリジナルを加えた場面(夢)を検討し、アダプテーション作としての工夫と、独自性の様相をご紹介します。

講演後には、来場者の方とのQ&Aも予定しております。


開催日時:2023年7月21日(金)14:00〜15:00
開催場所:国際文学館(通称:村上春樹ライブラリー)2階ラボ
使用言語:日本語
参加:どなたでも無料でご参加できます。
主催:国際文学館