島根大学附属図書館:企画展示「ラフカディオ・ハーンの手紙」(令和4年8月23日(火)~9月26日(月))

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展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.lib.shimane-u.ac.jp/new/2022081700011/
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※詳細は上記サイトをご確認ください。


附属図書館で所蔵しているラフカディオ・ハーン(小泉八雲)関連資料の中に、ハーンが英語教師として赴任した松江中学校(島根県尋常中学校)の教頭であった西田千太郎に宛てた約40点の自筆書簡があります。ハーンは松江滞在時に西田と親交を深め、松江を離れた後も、西田が36歳で亡くなるまで書簡でのやり取りは続いています。残された書簡からは、西田に対する深い尊敬と信頼がうかがい知れるとともに、日常の様々な場面でのハーンの心情がよく分かり、ハーンの作品を理解するうえでも貴重な資料だといえます。附属図書館は、2006年に、島根大学ラフカディオ・ハーン研究会(以下「研究会」)とともに、この書簡の対訳と教育者としてのハーンに焦点を当てた図書『教育者ラフカディオ・ハーンの世界』を発行しています。

本企画展は、研究会が9月10日に本学名誉教授の常松正雄先生の講演会を開催することにあわせて実施するものです。常松先生は、前述の図書発行においてハーン書簡の日本語訳もご担当いただき、これまで附属図書館の活動に多くのご協力をいただきました。また、2020年には、ハーンと西田の間でやりとりされた書簡150通を全訳した『ラフカディオ・ハーン 西田千太郎 往復書簡』(八雲会発行)もあらたに発表されています。

企画展では、当館が所蔵するハーンの自筆書簡と常松先生の日本語訳を中心に、ハーンの著作、常松先生講演会関連資料などを展示するとともに、研究会の活動紹介を行います。また、本企画展にあわせ、附属図書館デジタルアーカイブにおいて、これまで未公開だった当館所蔵の書簡画像データの公開を開始します。
(※デジタルアーカイブでの画像公開については別途、島根大学附属図書館ホームページより後日お知らせを掲載予定です)

多くの方のご来場をお待ちしております。


会 場: 島根大学附属図書館(松江キャンパス)1階展示室 《地域コミュニティラボ》

期 間: 令和4(2022)年8月23日(火)~9月26日(月) 《入場無料》

時 間: 図書館の開館時間中(開館カレンダー)https://www.lib.shimane-u.ac.jp/menu/cal1.html

     ※会期中の休館日:土日祝日、8月24日、9月5日~9日

主 催: 島根大学附属図書館、島根大学ラフカディオ・ハーン研究会

後 援: 小泉八雲記念館、八雲会

協 力: 松江市立中央図書館