鎌倉歴史文化交流館:企画展「北条氏展vol.1 伊豆から鎌倉へ-北条氏の軌跡をたどる-」(令和4年1月4日(火)~3月26日(土))

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展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/rekibun/20220104houjouvol1.html
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※詳細は上記サイトをご確認ください。


【会期】令和4年(2022年)1月4日(火曜日)~3月26日(土曜日)


2022年放送の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主人公・北条義時は、武家政権確立の道筋を開いた日本史上の重要人物であり、「武家の古都鎌倉」の実質的な創始者です。源頼朝の死後、鎌倉殿を支える13人のうち、もっとも若く、最終的に生き残った義時は、承久の乱という未曽有の大乱に勝利し、鎌倉幕府の礎を築きました。

しかし、北条義時の存在は、これまであまり注目されてきたとはいえません。当館では、大河ドラマの放送に合わせて、北条氏に関わる企画展を全4回(※)にわたって開催します。最新の研究に基づいて義時の生涯を紹介するとともに、出土品や歴史資料から多角的に義時の実像に迫ります。

VOL.1「伊豆から鎌倉へ」では、北条氏の本拠地である伊豆国韮山の中世遺跡や鎌倉市内でみつかった鎌倉初期の出土品に光を当てます。北条氏邸跡からは、京都系のかわらけや陶磁器などがみつかり、また北条時政(義時の父)の建立した願成就院跡からは永福寺などの鎌倉の寺社と同じ型を使った瓦が出土しています。このことは、北条氏が京都・鎌倉・伊豆を舞台に政治的・文化的活動を展開していたことを示します。

治承4年(1180)、頼朝の挙兵を契機として、歴史の舞台は伊豆から鎌倉へと移ります。将軍御所を築くなど、頼朝が鎌倉の町づくりを進めるなか、北条氏もまた鎌倉に邸宅を設け、幕府政治に関与していきます。市内の発掘調査では、白磁四耳壺(大倉幕府周辺遺跡群出土)などがみつかり、鎌倉初期の生活の営みなどを窺うことができます。

本展では、伊豆・鎌倉にまつわる出土品や歴史資料を展観し、伊豆から鎌倉へと活動の場を広げた北条氏の軌跡をたどります。

(※)VOL.2「鎌倉武士の時代」、VOL.3「北条義時とその時代」、VOL.4「北条義時の子どもたち」を予定しています。


開館時間/10:00~16:00(入館は15:30まで)

休館日/日曜・祝日

主催/鎌倉歴史文化交流館(鎌倉市教育委員会)

会場/鎌倉歴史文化交流館 別館・考古展示室

観覧料/一般300〔210〕円 小・中学生100〔70〕円 ※〔 〕内は20名以上団体料金

※次の方は観覧料が無料となりますので、事実を証明する手帳その他の書面等をご提示ください。
1 鎌倉市内の小・中学生と、市内の65歳以上の方
2 障がい者手帳等の交付を受けた方と付き添い1名