2021年度第2回文化財保存修復学会公開シンポジウム「被災文化財の保存と活用の在り方を考える」(2022年2月13日(日)13:00〜、オンライン)※要申し込み
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●公式サイトはこちら
https://jsccp.or.jp/data/event/20220106_flyer.pdf
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※詳細は上記サイトをご確認ください。
2021年度第2回文化財保存修復学会公開シンポジウム
(特別推進研究地域歴史資料継承領域第8回研究会)
被災文化財の保存と活用の在り方を考える
開催趣旨
1995年の阪神・淡路大震災からはじまった文化財レスキューは、その後、発生したさまざまな災害のなかで、多様な形態の文化財レスキューの経験を積み重ねることで、少しずつ、形を整えてきました。そして、2011年の東日本大震災では救出・一時保管・応急措置を柱とする大規模な文化財レスキューが展開され、大きな成果を上げることができました。一方、文化財レスキューがおこなわれた被災文化財が被災地においてその後、どのような保存活動がおこなわれ、活用されているのかについては事例報告も少なく、文化財レスキュー後の課題となっていると言えます。そこで、本シンポジウムでは文化財レスキュー後の被災文化財の保存と活用の在り方について、事例を共有し、これからの被災文化財の支援の在り方について意見交換をおこないます。
開催日:2022年2月13日(日)(オンライン)
※オンラインのURLは申込受け付け時にお知らせします。
※事前申込制:2022年2月10日13:00までに申し込みください。
プログラム
13:00開催挨拶:三浦定俊(文化財保存修復学会理事長)
13:05開催挨拶:奥村弘(神戸大学副学長)
13:10趣旨説明:日髙真吾(国立民族学博物館)
13:15基調講演(40分)
「資料レスキューから生まれた博物館~とみおかアーカイブ・ミュージアムの活動と課題」
門馬健(富岡町生涯学習課)
13:55休憩14:00事例報告(各25分)
「福島県富岡町津波被災パトカーの保存修復事例」
中尾真梨子(福島県文化財センター白河館)
「岩手県釜石市唐丹町「明治三陸大海嘯記念之碑」の保存修復事例」
和髙智美(合同会社文化創造巧芸)
「宮城県石巻市釜谷地区の獅子頭の保存修復事例」
渡邉真吾(東北古典彫刻修復研究所)
15:15休憩
15:30パネルディスカッション(60分)
「被災文化財の保存と活用の在り方を考える」
コーディネーター:間渕創(国立文化財機構)
パネリスト:門馬健・中尾真梨子・和髙智美・渡邉真吾
16:30 閉会挨拶本田光子(文化財保存修復学会副理事長)
主催:文化財保存修復学会・国立民族学博物館
共催:特別推進研究「地域歴史資料学を機軸とした災害列島における地域存続のための地域歴史文化の創成」(代表:奥村弘)A班「地域歴史資料継承領域」
後援:日本文化財科学会・国宝修理装潢師連盟・国立文化財機構文化財防災センター