国立国語研究所:第六回「対照言語学の観点から見た日本語の音声と文法」オンライン研究発表会(2020年7月3日(金)15:00~16:00、Zoom)※要申し込み

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.ninjal.ac.jp/event/specialists/project-meeting/m-2020/20200703/

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※申し込みは上記公式サイトをご確認ください。

プロジェクト名・リーダー名
対照言語学の観点から見た日本語の音声と文法
窪薗 晴夫 (国立国語研究所 理論・対照研究領域 教授)

班名・リーダー名
音声研究班 「語のプロソディーと文のプロソディー」
窪薗 晴夫 (国立国語研究所 理論・対照研究領域 教授)

開催期日
2020年7月3日 (金) 15:00~16:00

開催場所
Web会議 (Zoom を使用)

参加費無料
事前登録


プログラム
「福井県三国町安島方言における hadderu 《外れる》等の重子音の生起条件について」
松倉 昂平 (金沢大学 / 日本学術振興会),新田 哲夫 (金沢大学)

本発表は,福井県坂井市三国町安島 (あんとう) 方言に生じる maffa 《枕》,abba 《油》,hadderu 《外れる》等の特異な重子音化現象を記述するとともに,その生起条件や通時的な成立過程を分析・考察するものである。本方言の一部の重子音 (bb, ff, vv, ss など) についてはすでに新田哲夫 (2011) による詳しい記述報告があるが,本発表では,先行研究で報告されていない aɱɱa 《編むわ》,todda 《鳥が》,kakka 《柿が》等の様々な重子音の存在を補足し,一連の重子音化現象の全体像を示す。