国立国語研究所:第七回「対照言語学の観点から見た日本語の音声と文法」オンライン研究発表会(2020年7月10日(金)15:00~16:00、Zoom)※要申し込み
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●公式サイトはこちら
https://www.ninjal.ac.jp/event/specialists/project-meeting/m-2020/20200710/
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※申し込みは上記公式サイトをご確認ください。
プロジェクト名・リーダー名
対照言語学の観点から見た日本語の音声と文法
窪薗 晴夫 (国立国語研究所 理論・対照研究領域 教授)
班名・リーダー名
音声研究班 「語のプロソディーと文のプロソディー」
窪薗 晴夫 (国立国語研究所 理論・対照研究領域 教授)
開催期日
2020年7月10日 (金) 15:00~16:00
開催場所
Web会議 (Zoom を使用)
参加費無料
事前登録
プログラム
「日本語ピッチレンジの社会音声学的分析」
佐野 真一郎 (慶應義塾大学),ギユモ・セレスト (国際基督教大学)
基本周波数 (F0) の発話単位あたりの上限と下限の幅を表すピッチレンジの特徴は,言語の韻律的特徴などにより変異が見られ,高低アクセントを持つ日本語は,他の中国語などの声調言語と同様,英語などの非声調言語と比べてその幅が狭い傾向があると言われている。この発表では,まず『日本語話し言葉コーパス』を用いて,日本語自然発話におけるピッチレンジの特徴について調査した結果を報告する。具体的には,ピッチレンジの変異が制限されている日本語においても,話者の社会的属性や発話スタイル・レジスターなどにより変異が認められることを指摘する。また,ピッチレンジの特徴と聞き手の受ける印象との関係についても触れる。次に,『多言語母語の日本語学習者横断コーパス』を用いて,韻律特徴の異なる言語を母語とする日本語学習者の発話に見られるピッチレンジの特徴を,日本語母語話者のそれと比較・検討した結果を報告する。