早稲田大学文化構想学部:平安朝文学研究会2025年度第2回研究発表会(2026年3月14日(土)14:15〜16:40、戸山キャンパス33号館16階第10会議室+Zoom)※要申し込み

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.waseda.jp/flas/cms/news/2026/02/16/19727/

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※詳細は上記サイトをご確認ください。


日 時 2026年3月14日(土) 14:15-16:40

会 場 早稲田大学戸山キャンパス 33号館 16階 第10会議室 《Zoomミーティング 併用》

研 究 発 表(14:20~16:35)

〈14:20より〉

田名部 咲和(早稲田大学大学院教育学研究科 修士課程)

『堤中納言物語』「貝合」論 ─―少将の視線の逸脱と女童による身体的拘束をめぐって─―

これまで『堤中納言物語』「貝合」は、蔵人少将がいかにして童の世界と関わるかが論じられてきた。これを踏まえ、本発表では童の側に焦点を当てて「貝合」の世界を考える。垣間見の主体であるはずの少将がどのように変容するのか、視線の逸脱と身体的拘束という観点でもって捉えてみたい。

〈15:35より〉

王 格格(北京外国語大学 博士後期課程)

「経国集序」考 ─―勅撰書物序文における中国史の引用について─―

本発表は、勅撰三集中最長で構成の複雑な「経国集序」緒論部に注目し、その中国文学史導入の意図と機能を再検討する。まずは、先行研究を踏まえつつ出典の再比定と文脈の再配列を行い、従来説を修正する。次いで、「令義解序」「貞観式序」との比較から、「経国集序」を含めるこれらの文章における中国制度史と文学史の回顧が、日本の編纂事業に連続する「敷石」として働く様相が窺える。さらに、「経国集序」の場合、日本漢詩文編纂を中国文学発展の系譜に位置づけることにより、その文化的権威と編纂意義を正当化する意図も明らかである。


◆参加をご希望の方は、事前予約が必須です。会員以外の皆様のご参加も受け付けます。