2025年度京都大学文学研究科・文学部公開シンポジウム「京都ムセイオン構想-史資料と対話する人文学」(2025年12月21日(日)13時〜17時、吉田キャンパス 国際科学イノベーション棟5階 HORIBA シンポジウムホール)※要申し込み
研究会情報です。
●公式サイトはこちら
https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/event/2025-11-21
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※詳細は上記サイトをご確認ください。
現在、本学では、東アジアの歴史と文化の集積地であるここ京都で、「もの」と「こと」という二つの領域にわたる史資料の一層のデジタル化を推進するとともに、それらに備わった、デジタル化に回収・還元されない価値の再発見を目指す総合学術研究発信交流施設、「京都ムセイオン」を設立する計画が進行中です。
「もの」とは、古文書、考古資料、民族誌/自然誌資料、近現代の学術/社会資料などを、「こと」とは、祭礼・芸能等の消えゆく無形文化財や消失危機言語などを意味します。「ムセイオン」とは、学問の女神ムーサイ(ミューズ)の名を冠したヘレニズム時代の図書館×博物館×人文・自然学研究機関を指す言葉で、英語museum(ミュージアム)の語源ともなっています。
京都ムセイオンは、これらの「もの」と「こと」を発掘、収集、取捨、選択、アーカイブ化し、それらに対して分析や解釈を施し、それらを知的コンテンツ化した上で、世界にその価値を発信し、社会の様々なプレーヤーとともにその利活用を図りつつ、それらを媒介とする市民の交流の輪を広げるという多彩な機能を備えた複合施設です。これらの資料の価値を判定する「目利き」(次世代研究者やアカデミックキュレーター)を育成する場、世界の研究者・学生・市民が「本物」に触れることができる場でもあります。さらに、文化財・史資料の展示施設のみならず、シアター、アート・デザインギャラリー、研究者・学生・市民の交流施設をも備えることも計画されています。
本シンポジウムは、文学研究科をはじめとする本学の各部局において、「もの」と「こと」の両面にわたる史資料を研究している研究者が自らの研究の最前線を紹介するとともに、本学や本学以外のキープレーヤーに「京都ムセイオン」についての期待と夢を存分に語っていただく機会です。皆さまのご参加をお待ちしています。
〈プログラム〉
司会:大槻信 文学研究科副研究科長
13時00分~13時10分 研究科長挨拶
シンポジウム趣旨説明 出口康夫 文学研究科長
登壇者紹介
13時10分~13時15分 挨拶
今泉柔剛 文部科学省大臣官房総括審議官(前文化庁審議官)
13時15分~13時45分 登壇者1
上原麻有子 文学研究科教授
13時45分~14時15分 登壇者2
小堀聡 人文科学研究所教授
14時15分~14時45分 登壇者3
辻正博 人間・環境学研究科教授
14時45分~15時15分 登壇者4
長岡慎介 アジア・アフリカ地域研究研究科教授
15時15分~15時30分 休憩
15時30分~17時00分 パネルディスカッション
【パネリスト】
今泉柔剛 文部科学省大臣官房総括審議官(前文化庁審議官)
金田章裕 京都府立京都学・歴彩館長
森本淳生 人文科学研究所長
永盛克也 附属図書館長
髙井正成 総合博物館長
西山伸 大学文書館教授
出口康夫 文学研究科研究科長 等
対象
在学生の方
一般・地域の方
企業・研究者の方
どなたでも参加いただけます。
定員
250名
参加費
無料


































































