大塚ひかり著・死後くん絵『黒い古典 日本人が必要とした悪の力』(淡交社)
淡交社さまよりいただきました。

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価格(税込):1,870円
発行日:2025年11月21日
四六判・並製・248頁
ISBN:978-4-473-04692-5
【内容】
右肩下がりの現代に効く「黒い古典」
古典のネガティブに見出すこの世の希望――深い真理を易しく説く!
明るく、美しく生きる......そんな理想とは程遠い毎日。死や老いの恐怖、憎い奴への恨みつらみ、失恋、金欠、家族との不仲、はたまた仕事の失敗、SNS炎上――個人的不安と混迷の世情がからみあい、現代はまさに末法の世、「底つき」の時代です。本書はそんな「今」を生きるためによむ、「黒い古典」の提案。呪詛に見出すこの世の希望、ドス黒い感情の言語化にかくれた賢さ、後ろ向きマインドの安らぎ、人の生死よりも銭優先のパワフル魂......。神々の時代から江戸の世まで、「悪」寄りの名ゼリフが放つネガティブパワーをひもとくことで現代人のつらさに満ちた人生を軽くする、新・逆説の古典エッセイの誕生です。
【目次】
日本の生みの親が発した捨てゼリフに潜む愛と希望
それほんとに俺の子?
世界はマイナスでできている
「黒い」感情を言語化した万葉人
宇宙人のことばが人間界の真理を浮き彫りにする
ライバルの不幸に快哉を叫んだ道綱母の恐るべき理性
東宮妃だって爆発する!天皇制の時代のゲスい悪口
憎い女の子どもはみんな死ね!孫を呪詛する国母の真意とは
憎い人の不幸は嬉しい!と言える勇気と時代背景
一目置いているからこその悪口
誰しも必ず老いて死ぬという安らぎ
死んじゃえ!逆説のラブコール
神を試し、人を牽制するパワーワード
人も自然も底つき状態の快
右肩下がりが当たり前
誰にも平等に訪れる「滅亡」という救い
私を裏切った男は鬼になって嫌われろ!
地獄を住みかと見定めた親鸞
良い時ばかりじゃないのが人生
昔の流行歌で「期待しないこと」を再確認
急に信心深くはなれない「悪」のパワーに注目した西鶴
人の生き死にで嘆くのはバカ
恋の絶頂は不道徳
非情母子の先進性 悪役は新時代のキーパーソン
金持ちはバカで卑しい?
































































